出版社内容情報
材料力学が材料の変形を考慮する学問なのに対し、機械力学では材料を仮想的に変形しないもの(剛体)として扱う。本書は、物理学の復習も含めてできるだけ平易に機械設計に関連する静力学と動力学を取り出して、重力の作用、物体の運動、力の伝達、回転体の運動、単振動、それに抗力、揚力、浮力などについて記載している。機械力学は数学との関わりが強く、ベクトル解析、ラプラス変換、微分方程式などが不可欠ではあるが、本書では機械力学の本質が理解できるよう数学的記述はできるだけ簡略化し、図を多用している。
内容説明
物理学の中での力学の基本を習得していることを前提としているが、復習も含めてできるだけ平易に本質的な事項を機械設計に関連する静力学と動力学を取り出して、重力の作用、物体の運動、力の伝達、回転体の運動、単振動、それに抗力、揚力、浮力などについて記載した。機械力学は数学との関わりが強く、ベクトル解析、ラプラス変換、微分方程式などが不可欠ではあるが、本書では機械力学の本質が理解できるよう数学的記述はできるだけ簡略化しており、イラストを多用して理解ができるようにしている。
目次
第1章 力の作用
第2章 物体の自由弾道
第3章 衝突の力学
第4章 力の伝達
第5章 回転体の力学
第6章 振動体の力学
第7章 摩擦力と緩衝力
著者等紹介
久保田浪之介[クボタナミノスケ]
1973年プリンストン大学大学院博士課程修了(航空宇宙学Ph.D.)。1995年防衛庁技術研究本部第3研究所(現・航空装備研究所)所長。1997年三菱電機株式会社顧問。2005年旭化成ケミカルズ株式会社顧問。2009年独立行政法人産業技術総合研究所研究顧問。主な受賞:日本燃焼学会功労賞(2003年)、火薬学会学術賞(2005年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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