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目次
第1章 「バイオ燃料ありき」の矛盾
第2章 農作物原料バイオ燃料のCO2削減効果
第3章 バイオ燃料生産と食料価格高騰の関係
第4章 セルロース系原料からのバイオ燃料―夢と現実
第5章 バイオマス資源のエネルギー利用の在り方
第6章 地球環境問題の政治的課題と科学技術者の責任
著者等紹介
久保田宏[クボタヒロシ]
1928年生まれ北海道出身。1950年北海道大学工学部応用化学科卒業、工学博士。東京工業大学資源化学研究所教授、同研究所資源循環研究施設長を経て、1988年退官、東京工業大学名誉教授。専門は化学工学、化学環境工学。日本水環境学会会長を経て名誉会員。JICA専門家などとして、海外技術協力事業に従事。中国同済大学、ハルビン工業大学顧問教授他、日中科学技術交流により中国友誼奨賞授与
松田智[マツダサトシ]
1954年生まれ、秋田県出身。1978年京都大学工学部化学工学科卒業。1983年東京工業大学大学院総合理工学研究科化学環境工学専攻博士課程修了、工学博士。静岡大学工学部物質工学科准教授。専門は、化学工学、化学環境工学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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perLod(ピリオド)
7
2009年刊。著者は両者とも化学者で専門は化学工学、科学環境学。久保田氏は東工大名誉教授。左綴じの横書き。この本は長周新聞の本の紹介で知った。同紙は再生エネルギー批判記事を載せる明確な反原発なメディア。グリーン・ニューディールを訴えるれいわ支持は明らかだが、それに対する批判も行う。ともかく、再生エネルギーに関して科学(化学)的・定量的評価がなされないまま進んでいる杜撰すぎる実態が明らかにされている。 第1章。バイオマス事業が決定され進められたが、その余りの杜撰さ。最たるものは定量的評価の欠如。→2023/09/26