出版社内容情報
これまでのモノづくりを支える源泉は、現場の改善活動や技能といった現場力だと認識されてきたが、より一層の競争力を求めるにはより上流での取り組み、すなわち設計力の増強が不可欠と言われている。本書は、モノづくりの競争力に大きく寄与する設計力について、いかにそれが決定的な意義を持ち、具体的にどんな知識や力が必要になるか、そしてそれらを効果的に活かす開発設計の仕組みをどう構築するかをデンソーの例を紹介しながらわかりやすく解説した読み物。
目次
第1章 なぜ設計力が必要か
第2章 設計力はどんな役割を果たしているか
第3章 新規品と既存品で異なる設計力が必要になる
第4章 設計の段階ごとに必要なさまざまな設計力
第5章 どうやって設計力を伸ばすか
第6章 設計力と現場力の相乗効果をねらえ
第7章 構想設計の進め方―実施例
著者等紹介
寺倉修[テラクラオサム]
1951年大阪府生まれ。1975年名古屋工業大学計測工学科卒。寺倉電気株式会社入社。1978年(株)デンソー(当時、日本電装(株))入社。1999年機能品技術2部設計室室長。2003年機能品技術3部開発室室長。27年間技術部で車載製品の開発・設計に従事。2005年(株)ワールドテック設立・代表取締役社長。開発・設計・品質・生産技術・生産などの製造業への技術支援。2006年社団法人中部産業連盟講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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