出版社内容情報
ストレートキャパシティとは、配線やパターン、部品内部の端子間などがもつ静電容量のこと。「ストレートキャパシティを理解してこそ、一人前の電気屋!」と主張する著者が、ノイズの源となるこの目に見えない部品を楽しく解説する。
目次
1 ストレーキャパシティ(回路図に描かれていない電子部品;金属と金属とが、向かい合うと、コンデンサが…ほか)
2 ストレーキャパシティと、電波―コンデンサから電波が飛び出る、その電波の波長は(どうして、アンテナから電波が飛び出るの?―まずは、簡単な実験から;実験をする際の注意事項 ほか)
3 パスコンの使い方(電源電圧を加えただけで、破損した半導体と、その名残;バイパスコンデンサのバイの意味 ほか)
4 パスコンと、そのインダクタンス(ストレーインダクタンスとは?;昔々の思い出―今でも役に立っている、懐かしい思い出 ほか)
5 ノイズに強くするには―ノイズだらけの交流電源に対応して(交流電源ノイズについての規格の制定は、電卓が最初―だが、旧態依然、未解決なのが、『高広高の三大難問』;交流100Vの波形と、その大きさ ほか)
著者等紹介
伊藤健一[イトウケンイチ]
大正12年東京都港区麻布に生まれる。昭和20年東京大学工学部電気工学科卒業。(株)東芝入社。昭和36年工学博士。昭和46年科学技術功労者表彰受賞。全国発明表彰。特別賞受賞。昭和48年機会振興協会賞受賞。昭和50年東京農工大学工学部電子工学科教授。昭和51年紫綬褒章受章。昭和61年拓殖大学工学部情報工学科教授。昭和63年世界超音波医学会パイオニア賞受賞。平成2年エレクトロニクス実装学会会長。平成4年イトケン研究所を設立、所長。平成5年拓殖大学退職。平成8年日本超音波医学会功労会員。平成9年エレクトロニクス実装学会名誉会員。平成17年電子回路基板技術振興財団功績者賞受賞。平成18年日本超音波医学会名誉会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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