出版社内容情報
コストダウン活動を熱心に展開したにもかかわらず、儲かるどころか減益になった企業も多い。本書は、モノづくりにおけるコストダウンの考え方を整理し、人と設備に関わる費用と製品原価の関係を明らかにしたうえで、全体最適という観点からコストダウンのターゲットを絞り込むよう主張している。
目次
第1章 コストダウンのどこが問題なのか
第2章 大事なことはコストダウンではなくスループットの向上だ
第3章 スループット・マネジメントの進め方
第4章 スループット・マネジメントの限界
第5章 製造業以外の業種におけるスループット・マネジメント
第6章 スループット・マネジメントの応用
著者等紹介
本間峰一[ホンマミネカズ]
みずほ総合研究所(株)コンサルティング部上席主任コンサルタント。電気通信大学電気通信学部卒業。日本電気(株)製造業システム事業部営業企画部を経て(株)富士総合研究所入社。会社分割によりみずほ総研に移籍。収益性改善、業務改革、マーケティング、情報化支援などのコンサルティング業務を担当。中小企業診断協会会員、同東京支部中央支会生産革新フォーラム会長、日本生産管理学会会員、システム監査人協会会員。主な資格:中小企業診断士、情報処理技術者(システムアナリスト、システム監査、プロジェクトマネージャ)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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IGBB
3
事業マネジメントにおけるよくある問題を指摘した上で、TOC(制約条件理論)に基づくスループットマネジメントを提唱している。スループットとは売上高から外部購入費(材料費+外注費)を控除したもので明快である。このスループットが労務費を含む作業経費を上回っているかどうかで判断する。間接労務費をはじめ固定経費を配賦することで算出される時間賃率では現業の実態を掴めない。また、伝統的原価計算では固定経費が在庫に紛れ込み、在庫の増減で利益が左右されるが、スループットマネジメントではその期の作業経費として全て計上する。2021/06/05
エイトヒサ
1
☆☆☆ 業務上必要になってからもう一度読まないと分からない。2020/12/06
phantom感
1
受注は営業利益で管理しましょう、リストラ、外注に丸投げはダメですよというお話。最後の方のマクロ政治語りは完全に蛇足🙅🏻♂️
Kentaro
1
スループットマネジメントとして財務会計との違いや在庫の取り扱いや販売会社と生産会社の移転価格なども合わせて分かりやすく解説してくれています。 スループットについて知りたいという人には理解しやすいと感じました。2018/01/13
そらパパ
0
同じ事しか言ってない2017/09/03
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