内容説明
本書は、建物に関する基本的な部分を中心に、そこに秘められているテクニック、サイエンスを解きほぐすよう試みました。
目次
第1章 家の構造の不思議サイエンス(まえがき 家が建っていく―そこにはサイエンスがいっぱい;外断熱は万能じゃない。場合によっては結露する―ポイントは通気層 ほか)
第2章 ビルの構造の不思議サイエンス(まえがき 建てる前から多くの作業―ビルの杭は地下100m以上も;高層ビルには筋交いがないのに揺れて大丈夫?―接合とRC構造 ほか)
第3章 お城、だましのサイエンス(まえがき 作事奉行と普請奉行―古い城を移築しての築城;お城は騙しテクニックの宝庫―城下町や神社仏閣も一役買う ほか)
第4章 歴史的建造物の不思議サイエンス(継ぎ手と組み手の魔術―木を使いこなすサイエンス;縄のサイエンス―絶妙な構造の合掌造り ほか)
第5章 プロだけが知っている不思議な建築用語(ビルの「ハト小屋」とは?―隠語的専門用語;「トレペ」の悲劇―知らないことのおかしな話 ほか)
著者等紹介
高橋俊介[タカハシシュンスケ]
1976年東京大学工学部建築学科卒、白井晟一建築事務所、KMG建築事務所を経て、フルブライト給費生として留学。1980年コロンビア大学、1982年ハーバード大学で建築及びアーバンデザインの修士号取得。1988年にライズ企画設計株式会社設立、1995年からテンフェイ総合計画株式会社代表、一級建築士。台湾・台北駅の設計、東京・天王洲シーフォートスクエアのコンセプト及び事業計画作成などを手掛けるほか、1993年からベトナム・タントアン輸出加工区、サイゴンサウスプロジェクトの日本エージェントを務め、ベトナムのプロジェクトにも関わってきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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