内容説明
洗浄は部品などの製造工程に必要な産業洗浄と家庭などの洗濯・クリーニングなどの一般洗浄に分けられますが、地球環境の保護という観点で特に産業洗浄技術が注目されています。またデジタル情報機器や衛星通信分野でも役割が高まっています。
目次
第1章 産業洗浄とは
第2章 産業洗浄剤の威力
第3章 どのように洗浄するの?
第4章 洗浄後の乾燥の世界
第5章 洗浄力の評価
第6章 知って得する洗浄の極意
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆき
33
洗浄についての基本的なことについての本で、産業洗浄の話がほとんどでしたが、普段の生活にも通じる内容で勉強になりました。2024/05/18
しょうたろう
3
半導体の洗浄は経験があるので楽しく読めた。素人にはイメージができにくいかも。たかが洗浄と侮るなかれ。2011/08/17
Uzundk
2
トコトンやさしいとあったので気楽に開くと、すぐに分子間の結合エネルギーが出てきて目が滑った。が、汚れとは界面間の結合を制御するものだと言う事に納得した。くっつく対象も、くっつかれる対象も多岐にわたり一概に言えないと言うのがよくわかった。ただし原則的なもの、表面張力と結晶性の程度、材料の化学的性質をベースにどのように推測を立てながら勧めるべきかの指南として参考になると思う2015/06/09
プテラノドン
0
なかなか面白かった。一口に洗浄と言っても様々な方法があるし、求められる精度も違う。精密機械を作るというとどうしても製造方法に目が行きがちだけど、洗浄もそれと同じくらいに重要だということは分かった。2013/02/21
nitti
0
洗浄技術の超入門書。産業分野から見た本なので、化学知識として知っていることも視点を変えると面白かった。例えばsp値やカウリルブタノール値、アニリン点、超音波と電波の違いなど。 また、単語としては聞いたことのあったキャピテーション、ベーハー洗浄、IPA置換なども、改めて勉強になりました。 2018/12/27