内容説明
本書はトヨタ生産方式をツールに、金のかからない、やり直しのきく「作業改善」を解説している。
目次
第1章 企業の経営と原価低減
第2章 トヨタ生産方式をベンチマークに
第3章 目で見る管理
第4章 改善の見方・考え方
第5章 標準作業と改善
第6章 作業改善の進め方
著者等紹介
岡田貞夫[オカダサダオ]
1938年生まれ、岡田技術経営コンサルタント代表。技術士(機械)、中小企業診断士、職業訓練指導員の資格を持ち、岡山県技術アドバイザー、岡山商工会議所アタックメイト高度技術者、中小企業大学校、中国職業能力開発大学校講師としても活躍中
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感想・レビュー
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tokkun1002
6
2004年。トヨタ生産方式を代表にトヨタ自動車の現場管理を説明している。作業改善の考え方、道具、仕組みについて要点を漏らさず解説している。バイブル的入門書。2016/12/27
貧家ピー
4
トヨタ生産方式を加味した生産現場の改善方法を解説。2016/08/15
酔花
4
仕事関係。工場、現場における作業改善が題材になっているが、作業改善の志向はどこの仕事場でも活かせる。本書を通じて、自動化と自働化、標準化と表準化、見える化と可視化など言葉の響きだけで理解したつもりになっていたものを整理することが出来た。当たり前だが、言葉と概念だけ覚えても実践できなければ意味が無いので、インプットに満足せずアウトプットまで流していきたい。2016/05/07
かずにゃん
2
改善する環境の理想は「トヨタ」。1秒という小さい単位の作業の改善が必要であり、例え1秒の改善でも同じ物を3600個作れば、1時間分の人件費が減る。少しずつでもムダをなくして行くことが大切だと感じた。一般的な工場でも多く取り入れられる事も多いとは感じたが、すぐにでも役に立てそうなネタは多くあった。「設備改善よりも省力化を優先しろ。設備は減価償却によりタダ同然になるが、人件費は増える一方である。」には目から鱗が落ちた。今までは機械の効率ばかり考えていたが、少し視点を変えるだけで大きな改善に繋がりそうだ。2014/07/02
かえるこ
1
自分が製造業ではないながらも参考になるかな?と思い読んでみた。他業種に転用できるような内容もあったけど、大半が管理された工場のような作業工程に対する改善の話で、なかなか活かすのは難しいかな…2016/07/23