水素―地球環境を考慮した使い方

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  • サイズ A5判/ページ数 182p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784526053337
  • NDC分類 501.6
  • Cコード C3050

内容説明

本書の主な内容は、エネルギー資源のとかく“期待の星”でありがちな水素を軸に置き、地球温暖化防止を切り口にして、持続可能な開発・発展を効果的に行う方法について述べている。われわれの日常生活におけるエネルギーの使い方、ライフスタイルについて、経済性と環境負荷の観点から、科学的、定量的に代替方法との比較評価を行っている。エネルギー・ミックスの一つとして水素を見た場合、燃料として直接利用する価値は低く、むしろ化学原料として用いて、間接的に燃料資源の拡大とクリーン化に果たす役割の方が持続可能な開発・発展にとっては重要であることが強調されている。

目次

化学の基礎知識
水素の製造
水素貯蔵
燃料電池
温室効果ガス
持続可能な開発
輸送
電力の使い方
発電
送電
水素への期待
結論とわれわれにできること

著者等紹介

レビーン,リンゼー[レビーン,リンゼー][Leveen,Linsay]
1952年南アフリカ共和国ヨハネスブルグで生まれる。ウイットウォータズランド大学で化学工学を専攻の後、同大学院で経営修士を取得。1975年にモンサント社奨学金により米国アイオワ州立大学で化学工学修士を取得。修士論文は熱力学における気液平衡に関する研究。1977年エアープロダクト&ケミカル社入社。その後、エアーリキッド社で工業用ガスの大型オンサイト供給装置の開発の責任者を務めた後、パリのフランス本社で企画担当副社長を経て退職。1988年から、半導体および電子機器の製造工場の設計と建設に関係する。その後、米国などの主要企業に対して、エネルギーの規制解除、燃料電池、通信、代替燃料、薄膜蒸着、発電、変電・送電、その他プロセス技術の分野におけるコンサルタント業務を行う。この間、ベクテル・テレコム&インダストリアル社において、持続可能開発担当マネージャーと同社のグローバル・デベロップメント・マネージャーを務める。サンフランシスコのベイエリアに妻と一人娘と住んでおり、発明をすることと、年代物の自動車を除く骨董品の収集を楽しんでいる

宝月章彦[ホウゲツアキヒコ]
1940年生まれ、1962年東京水産大学(現、東京海洋大学)を卒業後、神鋼ファウドラー株式会社(現、株式会社神鋼環境ソリューション)に入社。水処理装置、水素発生装置、有害物処理などのエンジニアリング、技術開発、事業企画管理などを担当。2002年に専務取締役を退任し、顧問として現在に至る。工学博士、技術士(総合技術監理部門、水道部門)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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