内容説明
「めっき」とは、固体表面に金属を被覆する技法の総称である。したがって、固体に金属箔を貼り付け、それを加熱して焼き付ける方法や、真空蒸着法、スパッタリング法など、真空やガスを用いる方法もめっき技術である。しかし、最近では液体を用いてめっきする技術のみをめっきと呼ぶ傾向にある。それで、本書ではその狭義のめっき技術についてのみ説明する。
目次
第1章 めっき技術(めっき技術の種類;めっきできる金属とできない金属)
第2章 めっきのサイエンス(めっきのサイエンスの混乱;めっきにおける新しい考え方)
第3章 めっき技術の応用(めっき膜のマクロ組織の形成;めっき法による三次元構造体の形成;めっき法による種々の製品)
著者等紹介
渡辺徹[ワタナベトオル]
1941年三重県に生まれる。1963年芝浦工業大学金属工学科卒。1963年東京都立大学機械工学科助手。1967年同大学工業化学科所属。1976年工学博士。1977~1978年英国サセックス大学客員研究員。1990年東京都立大学大学院工学研究科応用化学専攻助教授、現在に至る
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