内容説明
本書では、筆者が20年以上にわたって、数多くの樹脂成形に関わる製造業におけるコンサルティングを通じて得た経験をもとに、基本的な金型設計や成形技術の経験をもたない商品設計者が、これらの問題に対処するために必要な、最低限のプラスチック成形に関する知識や設計アプローチ方法を、商品設計者の立場から解説する。
目次
第1章 プラスチック入門
第2章 射出成形のメカニズム
第3章 射出成形金型のしくみ
第4章 射出成形金型はどのような流れで作られるか
第5章 品質のよい成形品をより早く作るための条件
第6章 金型が作りやすい商品設計とは何か
第7章 よりよい成形品を得るために
著者等紹介
有泉徹[アリイズミトオル]
技術士(情報工学)。1974東京電機大学工学部機械工学科卒業。1974建設機械メーカー入社、ホイルローダー設計開発部署で製品開発に従事、構造解析等コンピュータ技術を道具として活用。併せて初期段階でのCAD検討、TQC推進に関わる。1982CAE/CAD/CAM販売会社に移籍、黎明期のCAE普及、次世代CAD研究を中心的に行う。大手製造業へのCAE/CAD活用技術及び新規導入企業の活用体制作り、人材教育等のコンサルティングを継続的に実施。1992利用者側の立場でのコンサルティングを目指し独立、大手製造業を中心に設計プロセスの改革、3D CADの活用技術、CAE技術の設計への有効活用、等の支援を実施中。(有)有泉技術士事務所代表取締役所長・埼玉県技術アドバイザー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。