内容説明
本書は、ディジタル電子回路の基本事項から始まり、その応用である集積回路までを易しくまとめたものである。普通高校課程をはじめとし、機械系、化学系、物理系、および電気系などの高校出身者の方々を対象に、また、これから情報処理のためのハードウェア開発、あるいは、IT用電子機器の設計開発などの業務に携わりたいと考えている方々を対象に書かれている。さらに、本書は4年制大学における“ディジタル回路”の教科書として使用できるように工夫されている。
目次
第1章 ディジタル信号とディジタル回路の特性
第2章 電子デバイスとその特性
第3章 論理回路の基礎
第4章 バイポーラトランジスタ論理回路
第5章 MOSトランジスタ論理回路
第6章 論理回路の設計
第7章 D/A、A/D変換回路
第8章 集積回路
著者等紹介
鈴木八十二[スズキヤソジ]
1967年3月東海大学工学部電気工学科通信工学専攻卒業。1967年4月東京芝浦電気株式会社(現、(株)東芝)入社。1977年10月関東地方発明表彰発明奨励賞を受賞。1979年6月全国発明表彰発明賞を受賞。1982年3月「クロックドCMOS大規模集積回路に関する研究」にて工学博士。1990年10月液晶事業部へ転勤(姫路工場駐在)、液晶担当副技師長として液晶ディスプレイ製品の開発と量産等の全体フォロ。1991年7月NHK総合テレビ「電子立国・日本の自叙伝、第4部電車戦争」に出演。1995年3月(株)東芝退職。1995年4月東海大学工学部通信工学科教授就任。1998年4月東海大学工学部通信工学科副主任教授。2001年4月東海大学電子情報学部エレクトロニクス学科教授。PCSフォーラム部品・材料分科会会長(SEMIジャパン主催)、ADY選考委員(リードエグジビジョンジャパン主催)、SID会員、IEEE会員、電子情報通信学会会員
佐々木博文[ササキヒロフミ]
1966年3月東海大学工学部電気工学科電子工学専攻卒業。1968年3月東海大学大学院工学研究科電気工学専攻修了。1968年4月日本コロムビア(株)研究開発本部。1970年4月群馬大学工学部電子工学科助手。1973年4月九州東海大学工学部電気工学科講師。1975年4月九州東海大学工学部電気工学科助教授。1982年4月九州東海大学工学部電気工学科教授。1986年4月九州東海大学工学部電子情報工学科教授。1992年4月九州東海大学工学部電子情報工学科主任教授、同大学大学院情報工学専攻主任教授。1995年3月「スイッチトキャパシタ回路を用いた高安定マルチバイブレータの構成に関する研究」にて博士(工学)。1998年4月米国テキサスA&M大学客員研究員。2000年4月九州東海大学工学部電気電子システム工学科教授。電子情報通信学会九州支部学生会顧問、熊本知能システム技術研究会幹事、熊本シリコン・クラスター形成推進会議委員、電子情報通信学会会員、電気学会会員
藤本邦昭[フジモトクニアキ]
1987年3月東海大学工学部電子工学科卒業。1989年3月東海大学工学研究科電子工学専攻修了。1989年4月長崎女子短期大学講師。1991年10月九州東海大学電子計算センター助手。1994年4月九州東海大学工学部電子情報工学科講師。2000年4月九州東海大学電子計算センター講師。2001年4月九州東海大学産業技術研究所助教授。電子情報通信学会会員、情報処理学会会員
吉田正広[ヨシダマサヒロ]
1976年3月東海大学第二工学部電気工学科通信工学専攻卒業。1978年3月東海大学大学院工学研究科電気工学専攻修士課程修了。1978年4月東海大学工学部通信工学科助手。1984年4月東海大学工学部通信工学科講師。1990年4月東海大学工学部通信工学科助教授。1990年9月「CMOS連想メモリセルに関する研究」で工学博士。1995年4月東海大学工学部通信工学科教授。2001年4月東海大学電子情報学部コミュニケーション工学科教授。電子情報通信学会会員、電気学会会員
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