内容説明
本書では直流回路と交流回路の基本法則や定理を熟知していることを前提として、第1章から第2章では線形な受動素子RLCで構成される1端子対回路や2端子対回路網の解析や設計法を示した。第3章ではアナログフィルタの設計法、第4章では情報伝送の媒体である分布定数線路の特性とインピーダンス整合、第5章では過渡現象を微分方程式の直接解法とラプラス変換による解析方法を示している。また第6章では信号の特徴を把握するためのフーリエ級数とフーリエ変換を具体的に示し、第7章では過渡現象とフーリエ解析に極めて有効な数値計算法などを示している。
目次
第1章 1端子対回路
第2章 2端子対回路
第3章 フィルタ
第4章 分布定数線路
第5章 フーリエ解析
第6章 過渡現象
第7章 数値計算法
著者等紹介
佐藤次男[サトウツギオ]
1967年国家公務員上級試験、電子通信職合格。1986年文部省内地研究員(東北大学)。1988年~1994年宮城県工業高等専門学校電子計算機室長。2001年日本工学教育協会賞「著作賞」を受賞。2002年~東北大学工学部非常勤講師。現在宮城工業高等専門学校助教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。