出版社内容情報
韓国の金大中大統領が意欲的に推進している財閥解体の模様を克明にレポートするとともに、財閥解体が韓国経済をはじめ、日本を含む国際経済に与える影響を解説する。
内容説明
現代、大宇、三星…迷走する巨大財閥の実態。韓国経済の発展に大きく寄与してきた韓国財閥。その財閥が経済のボーダレス化、グローバリゼーションの波に呑まれ、押しつぶされようとしている。どうなる韓国経済、日韓関係―。
目次
第１章 揺れる現代財閥（大財閥を蝕んだ“王子の乱”；創業者の死と再建への道）
第２章 「大宇神話」と「安定の三星」の破綻（韓国的成長の限界を示した大宇財閥；三星財閥の野望の代償 ほか）
第３章 金大中大統領と財閥改革（財閥と韓国経済の急成長；財閥偏重の経済成長とＩＭＦ管理 ほか）
第４章 変革が求められる財閥経営
第５章 財閥の将来と日韓経済（世代交代のなかの韓国経済；日韓新時代への展望）
著者等紹介
佐桑徹［サクワトオル］
１９５８年栃木県生まれ。慶応大学卒業後、経団連事務局に入局。経済協力部で韓国などを担当。ソウル五輪が開かれた８８年には１年間、韓国の経団連にあたる全国経済人連合会に勤務した。９０年から８年間、東京新聞（中日新聞）経済部記者。取材・会合出席などでの韓国訪問は２０回に及ぶ。北朝鮮を取材したこともある
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