出版社内容情報
多様化した顧客ニ-ズへの対応と大量生産のメリット追求を両立させるマスカスタマイゼ-ションが注目を浴び,実現手段としてBTO(build to order)生産システムが期待されている.本書は技術的な側面を導入事例と共に解説したわが国初の本格的実務書.
内容説明
本書では、マスカスタマイゼーションを達成するために、モジュール概念を導入したBTO(Build To Order)方式を提案し、それを実現するための一連のマネジメントシステム(オーダーエントリー‐生産‐供給)の構築方法を提示している。従来から著者たちが主張してきた「MRP+JIT」の考え方やITの積極的活用による、マスカスタマイゼーションに対応するシステムの設計と導入が述べられている。
目次
第1章 マスカスタマイゼーションを実現するマネジメントシステム
第2章 シンプルMRPシステム
第3章 BTO‐シンプルMRPシステム
第4章 事例研究―マックス(株)の導入事例
第5章 BTO‐シンプルMRPシステム実現のための生産(製造)システムの改善
第6章 導入を成功に導くためのカギ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
手押し戦車
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それぞれ個客に対し一品大量生産が次の産業革命になっている。お客さん一人ひとりからカスタムの受注を受けて顧客仕様に組立ていく。製品の部品の共通化と工程ごとの作業手順の標準化さらにリードタイムの短縮で部品在庫の圧縮で運転資金面にゆとりが出る。第二次産業革命が電力で大量生産が実現して第三次産業革命はITと人の強みが融合し合って実現できるカスタム型の大量生産になっている。お客さんは大量生産の製品よりも自分だけのカスタム製品を大量生産の価格で要求している。お客さんと一人一人異なるニーズにきめ細かく向き合って生産する2015/07/23