出版社内容情報
TQCに代わる製品開発の新しい“ものさし”として期待されるコンカレントエンジニアリングの導入に当ってのポイントをやさしく解説.@@項目 なぜいまコンカレントエンジニアリングが必要なのか 実現に向けての環境整備 ほか
内容説明
著者が手がける幾つもの「設計改革」は、定量的な成果を示している。「コンカレント設計」を軸においた「設計改革」は、極めて大きな成果を残し始め、その商品開発期間を半減、いやそれ以上にさせた例さえある。また開発工数の半減や大幅な設計品質の向上に幾つもの成功例を残した。本書は、これから「コンカレント設計」や、CAD/CAM/CAEなどの設計支援ツールを活用し、その「設計改革」を実現しようと積極的なチャレンジを試みる読者諸氏の参考書として必ずや役に立つであろう。
目次
1章 わが国の製造業にとってなぜいまコンカレントエンジニアリングが必要なのか
2章 コンカレントエンジニアリングを強力にバックアップするCAEやEOA
3章 設計の自動化ツールから、コンカレント設計を実現するツールに変貌した3次元CAD
4章 コンカレントエンジニアリングを促進させるラピッドプロトタイピング
5章 コンカレントエンジニアリング効率を向上させる管理手段PDM
6章 コンカレント設計実現に向けての環境整備
著者等紹介
有泉徹[アリイズミトオル]
1974東京電機大学工学部機械工学科卒業。1974建設機械メーカー入社、ホイルローダ設計開発部署で製品開発に従事、構造解析等コンピュータ技術を道具として活用、併せて初期段階でのCAD検討、TQC推進に関わる。1982CAE/CAD/CAM販売会社に移籍、黎明期のCAE普及、次世代CAD研究を中心的に行う。大手製造業へのCAE/CAD活用技術および新規導入企業の活用体制づくり、人材教育等のコンサルティングを継続的に実施。1992利用者側の立場でのコンサルティングを目指し独立、大手製造業を中心に設計プロセスの改革、3D CADの活用技術、CAE技術の設計への有効活用、次世代を目指した設計支援IT環境の整備構築等を実施中。著書「3次元CADによる設計の改革術」、「CAEによる設計の改革術」、ともに日刊工業新聞社有限会社有泉技術事務所代表取締役所長・埼玉県技術アドバイザー
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