出版社内容情報
実用されている電子デバイスの構造,働き,応用を図解により平易に解説した電子デバイスの入門書.◆項目 電子の世紀,電子デバイスの誕生 身近かなダイオードの世界 接合トランジスタの世界 集積回路への展開 アナログ・デジタルICの世界 他
内容説明
20世紀の100年を顧みると、その最大の特徴は自然世界の根源的な実在である電子の性質を活用するさまざまな装置が社会を大きく変えたことであろう。それは真空管の発明に始まり、やがてトランジスタの発明、その延長線としての集積回路の発明と進歩が情報機械と呼ばれる新しい機械を次々と誕生させ、人々のライフスタイルをも変えるに至ったと同時に、ほとんどすべての固有機械の姿をも大きく変貌させたのである。本書は、このような電子の舞台がどのように展開されてきたかを顧みながらさまざまな舞台のからくりと、その身近かな用途をできるだけわかりやすく解説するとともにこれからの展望をも試みている。
目次
第1章 電子の世紀、電子デバイスの誕生
第2章 半導体という肥沃な基盤
第3章 身近なダイオードの世界
第4章 接合型トランジスタの世界―50年の伝統を継承
第5章 古いアイディア、新しいデバイス―電界効果型トランジスタ(FET)の世界
第6章 もっと広い世界へ―集積回路への展開
第7章 AVの主役―アナログICの世界
第8章 スイッチの大集合―ディジタルICの世界
第9章 機械の進化を推進するシステムLSI
第10章 電子デバイスの将来展望