出版社内容情報
ヒトは水を介して共生してきた.その水がおかしくなってきた.水について抜本的に見直す必要がある.◆項目 水は確かに万物の根源―生命とその環境を育てた水 水への努力と反省―水を軽視した罪と罰 来世紀への期待―水は最も身近な教材
内容説明
工業が急速に発達し、工業化地域の生活レベルが大幅に向上した。それにともない、それらの地域を中心に環境がひどく汚れるようになった。また、開発途上地域では人口が爆発的に増加した。この両面から身近な水の質が極度に悪化している。その影響もあって、自然界の生態系に異常が各所で目立ちはじめ、今後、さらにその範囲が拡がることは間違いない。ヒトはその生態系のなかで共生してきた。この共生は水を介して成り立っている。その水がおかしくなってきたのである。産業・工業・技術・科学はもちろん、日常生活においても、水について抜本的に見直すべき時期にきている。本書は、“水の不思議”に関する話題をできるだけ多く紹介することにした。
目次
第1部 水は確かに万物の根源―生命とその環境を育てた水
第2部 水への努力と反省―水を軽視した罪と罰
第3部 来世紀への期待―水は最も身近な教材



