出版社内容情報
環境についての哲学を整理し検討を加え,技術万能主義,持続的発展,自己規制等の対環オプティミスムの問題点を探り,人間存在の成り立ちから人類生存の道を探る.
目次
環境哲学―欲望のやすらかな眠り(環境倫理学をめぐって;オーストラロピテクス問題;個体は種の存続に優先する;素粒子の見る遺伝子の夢)
ポスト資本主義の価値システム
コーポレート・シチズンシップと資本の論理
新たな市民革命か
環境―文化システムを考える
投資と環境―ソーシャル・スクリーンにかける
外部不経済をコストに吸収できるか
経営と環境
株主総会に見る企業の環境保全意識
悲しみと哀れみと
あとがき 自然と自由の哲学から