内容説明
いま地下に熱いまなざし(ジオ・フロントってなに;アキレス腱かかえる“都市の人工化”;時間と空間を奪う進歩・向上主義;ロンドンの公園“空間”は東京の8倍強;肥大化してきた“生き物”東京;「地上あっての地下」が開発の視点;日本1つでアメリカが4つ買える;半蔵門線発車に15年半の“待った”;私権は「上は成層圏、下は地点まで」か;開発能力十分の土木技術水準 ほか);地下はこんなに役立っている(日本の平地は国土面積のわずか3割;「地価が地下に追いやった」開発構想;地下鉄の初お目見得は1927年;変電所の“オヤジ”は地下へ;でかさでNo.1のLNGタンク;熱と電気のダブル供給、第1号は「国立競技場」;国による地下の石油備蓄は1990年;国会図書館は「氷山型」建築;もぐる、もぐる通信施設;大谷石採石場跡は“文化の発信基地” ほか);夢いっぱいの開発構想(私権か公益か、それが問題だ;構想レースで先頭切った運輸省;幹線水道管の敷設かかげる厚生省;郵便はリニア地下鉄でどうぞ―郵政省;「土地収用法」が錦の御旗―建設省;先の先を読む面開発―通産省;ジオトピアで夢描く科技庁;大林組は「緑の島」近未来の可能性を追求した“夢” 清水建設の「アーバン・ジオ・グリッド」楽しい地上、地下の共演 ほか);山越え・谷越え21世紀へ(許されない“速かろう、まずかろう”;待ちうける軟岩;環境変化「宇宙より難しい地下開発」;知恵と技術競うシールド工法協会;地下利用“頼り”はシールド掘進機;「トンネルは丸」の常識破ったMFS工法;DOT工法は同一平面に二つの掘削機;トンネル内部を大きくする拡大S工法;地中のつなぎ合わせはおまかせ―MSD工法;口径の大きさ世界一のシールド機 ほか)