内容説明
本書の主なる内容は、形削り、平削り、フライス削り、穴あけ作業の基礎実験として、プラスチックの板の表面、または、パイプの端面削りを行なって切削諸条件(送り、切り込み、切削速度、工具材質)によるプラスチックの被削性(切削性能)を明らかにした。したがって、どのような条件で切削すれば、抵抗が少なく、仕上面粗さがよくなるかがわかる。また、金属と違って寸法精度を支配する弾性回復量と切削条件(とくにプラスチックの温度)との関係を明らかにした。
目次
1 プラスチックの機械加工の必要性
2 プラスチックの切削加工
3 プラスチックの切削加工における工具条件
4 プラスチックと複合材料の穴あけ加工(新型プラスチック用ドリル)
5 各種プラスチックの切削加工法
6 プラスチックの切削の実際例