内容説明
三菱重工は今、「全製品一流化、黒字化」のスローガンをもって、新しいテクノロジー像を模索しつつある。技術陣の層の厚さ、キャリア、幅の広さは定評のあるところである。鍵となるのは、それをいかにインテグレート(統合化)し、独創性に結びつけていくか。本書は、変貌を逐げつつある同社の姿を生産現場から見つめることによってレポートしたものである。
目次
技術を軸に体質改善(意識革命は成った。次は…;事業所を横断的にサポートする生産技術部)
CIMSを先取りし急浮上図る長崎造船所(FA、ロボットを導入;現図一貫処理システム「SHIP」)
開発リードタイム短縮に挑む名航の技術者集団(21世紀は宇宙産業の時代;FSXでも“日の丸飛行隊”をリード)
トータル・システム化に取り組む高砂製作所(トータルシステム化への活動経緯;総合管理システムの概要)
フレキシブル対応を商品戦略にも(急拡大する産業機械;多重活用する開発ソフト)