出版社内容情報
口腔病変は肝疾患との関連がよく知られており,歯科医師には肝疾患に対するゲートキーパーとしての役割が期待されている.本書は,?初学者向けの総論,?口腔病変と肝疾患との関連,?症例ベースの実践的な解説で構成されている.
長尾由実子[ ナガオユミコ ]
斎藤貴史[サイトウタカフミ]
佐田通夫[サタミチオ]
目次
第1章 肝疾患の基礎知識(肝疾患を理解するための基本;ウイルス性肝炎;自己免疫性肝疾患;肝硬変;肝癌;肝外病変;肝疾患患者の食生活と日常生活)
第2章 口腔疾患と肝疾患(扁平苔癬とHCV感染;口腔癌とHCV感染;シェーグレン症候群とHCV感染;シェーグレン症候群と自己免疫性肝疾患;肝疾患患者に対する歯科治療の注意点)
第3章 症例から学ぶ肝疾患患者の口腔診療(C型肝硬変患者にみられた難治性口内炎の精査;C型肝癌治療後、C型肝硬変患者にみられた難治性口内炎の精査;扁平苔癬の発症がきっかけとなりHCV感染を発見できた症例;C型肝硬変にみられた口腔扁平苔癬からの悪性転換、性器扁平苔癬、食道癌を発症した重複癌症例;インターフェロン(IFN)治療中に扁平苔癬が憎悪し、のちに喉頭癌を発症した症例
原発性胆汁性胆管炎(PBC)に対して生体肝移植後に扁平苔癬が治癒した症例
肝硬変患者の抜歯を行う場合)
著者等紹介
長尾由実子[ナガオユミコ]
佐賀大学医学部臓器相関情報講座教授
斎藤貴史[サイトウタカフミ]
山形大学医学部臨床看護学講座教授
佐田通夫[サタミチオ]
久留米大学先端癌治療研究センター客員教授/医療法人財団聖十字会西日本病院顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。