出版社内容情報
母と子の「2つの命」を守る!
妊娠中にがん治療を行うことは,母体や胎児への安全性が不明なため,困難であるとされてきた.しかし,病状や妊娠週数などを配慮することで,子どもを諦めることなく妊娠とがん治療の両立を図り,出産・育児までをサポートできることがわかってきた.本書は,腫瘍科,産科,母性内科などの領域をまたいで編纂された国内初の書籍である.
本書を利用するにあたって
第1章 妊娠期がん診療に必要な各領域の基礎知識
1 がん診療の基本
2 妊娠管理の基本
3 産褥管理の基本
4 子どもの成長と発達の基本
5 妊娠中の薬物投与の基本
第2章 妊娠期がんの総論
1 妊娠期がんの疫学・臨床像
2 妊娠期がん診療の原則
3 妊娠期がんの診断
4 妊娠中の外科治療
5 妊娠中の放射線治療
6 妊娠中のがん治療薬投与による影響
7 妊娠期がん治療中の母体・胎児管理
8 妊娠期がん患者の心理的変化とその支援
9 妊娠期がん治療における支持療法
10 在胎期にがん薬物療法を受けた児の長期発育
第3章 妊娠期がんの各論
1 妊娠期乳癌
2 妊娠期子宮頸癌
3 妊娠期卵巣癌
4 妊娠期悪性リンパ腫
5 妊娠期白血病
6 妊娠期甲状腺癌
7 妊娠期悪性黒色腫
8 妊娠期骨軟部腫瘍
9 妊娠期消化管癌・泌尿器癌
10 妊娠期肝癌・胆癌・膵癌
11 妊娠期肺癌
12 妊娠期頭頸部癌
第4章 妊娠期がんの症例検討
1 妊娠期乳癌―妊娠初期診断症例―
2 妊娠期乳癌―妊娠中期:周産期合併症による予定治療変更症例―
3 妊娠期乳癌―妊娠後期発症症例ー
4 妊娠期子宮頸癌―IB1期(扁平上皮癌)妊娠待機症例―
5 妊娠期子宮頸癌―IB1期(扁平上皮癌)妊娠継続困難症例―
6 妊娠期子宮頸癌―IB期 妊娠中に化学療法をした待機症例―
7 妊娠期悪性リンパ腫
8 妊娠期甲状腺癌
提供ツール
・妊娠期がんアセスメントシート
・患者さん用冊子
索 引
北野 敦子[キタノアツコ]
編集
塩田恭子[シオダキョウコ]
編集
村島温子[ムラシマアツコ]
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山内英子[ヤマウチヒデコ]
編集
山内照夫[ヤマウチテルオ]
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米盛 勧[ヨネモリカン]
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目次
第1章 妊娠期がん診療に必要な各領域の基礎知識(がん診療の基本;妊娠管理の基本 ほか)
第2章 妊娠期がんの総論(妊娠期がんの疫学・臨床像;妊娠期がん診療の原則 ほか)
第3章 妊娠期がんの各論(妊娠期乳癌;妊娠期子宮頚癌 ほか)
第4章 妊娠期がんの症例検討(妊娠期乳癌―妊娠初期診断症例;妊娠期乳癌―妊娠中期:周産期合併症による予定治療変更症例 ほか)
提供ツール(妊娠期がんアセスメントシート;患者さん用冊子)