出版社内容情報
認知症の発症初期から終末期まで,緩和ケアのポイントがわかる!
認知症の緩和ケアでは,軽度の時期からの心理的苦痛へのケア,重度化する中での認知機能障害,BPSD,合併症(肺炎,心不全等)への対応,家族ケアなど,症状の進行にともない多職種によるさまざまなアプローチが求められる.認知症の発症初期から終末期まで,本人と家族を支える緩和ケアについて解説する.
目次
第1章 認知症における緩和ケアとは?
第2章 認知症の人の基本的理解
第3章 認知症の人のもつ心理的苦痛と緩和―軽度の時期から必要となる視点として
第4章 苦痛としてのBPSDと緩和―中等度の時期に最も必要となる視点として
第5章 認知症の人が体験している身体的苦痛と緩和―進行期に必要となる視点として
第6章 苦痛の緩和の実際
第7章 自律尊重と意思表明・選択の支援
第8章 認知症の家族ケア
第9章 認知症緩和ケアの場とチームアプローチ
著者等紹介
平原佐斗司[ヒラハラサトシ]
1987年島根大学医学部卒業。同第二内科、六日市病院内科、平田市立病院内科、帝京大学病院第二内科を経て、東京ふれあい医療生活協同組合梶原診療所勤務。現在、梶原診療所所長、オレンジほっとクリニック東京都地域連携型認知症疾患医療センター長
桑田美代子[クワタミヨコ]
看護師資格取得後、急性期病院、看護教員、認知症疾患治療病棟勤務を経て、1994年青梅慶友病院入職。2000年千葉大学大学院看護学研究科博士前期課程修了。2003年日本看護協会認定「老人看護専門看護師」取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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