内容説明
最近元気がない、急に会社に来なくなった。そんな社員に対応するためのエッセンスをまとめました。
目次
第1章 「不適応」を知ろう(職場不適応、職場不適応症、適応障害の使い分け;病気と障害の違い ほか)
第2章 発症要因、タイプ別分類、周囲の役割(職場要因;個人要因 ほか)
第3章 対応のコツ(職場不適応症は中核群とドロップアウト群に分けられる;中核群への対応 ほか)
第4章 大人の発達障害・うつ病と適応障害(精神疾患を判断するのは難しい;適応障害と大人の発達障害 ほか)
第5章 社会問題から(近年の問題;女性の社会進出・活躍には「光」と「影」がある ほか)
著者等紹介
夏目誠[ナツメマコト]
奈良県立医科大学卒業。大阪府立公衆衛生研究所精神衛生部部長心得、大阪府立こころの健康総合センター主幹兼こころの健康づくり部長、大阪樟蔭女子大学大学院教授を経て、大阪樟蔭女子大学名誉教授。産業ストレス学会前理事長。産業医を43年経験し、現在は大手企業5社で精神科医・産業医として相談・診療をしているほか、「メンタルヘルスを根付かせ、発展させるか」について、現場の見地から復職支援や講演等を行っている。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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みぃ(*^▽^*)
3
これ、患者向けじゃなくて対応する産業医とか産業看護師向けの本なのね💦個人要因でドロップアウト群で適応力が落ちてきている中高年で降格しようにも平社員の私は…手の打ちようがないじゃん!!(爆)まあ、負担が…残業が少ない会社に転職するしかないかな。毎月のように40-50時間残業で改善の見込みがないからなぁ…2024/08/25
りお
3
🌸主なストレスサイン①起床するのが辛く出勤への不安ら緊張が見られる状態が続く②無断欠勤、遅刻、早退などの状態が続く③休日明けの朝がつらく、休日の前日・夕方から気分が楽になる状態が続く④休日の翌日に体の病気がないのに遅刻や欠勤が多くなる⑤職場に近づくにつれ動悸が高まり冷や汗が流れたり、足がすくんだりする事が続く⑥職場で不安や緊張が持続し、オドオドしている⑦職場で無断離席が多くなる事が続く⑧仕事上でのミスが目立つようになる⑨仕事への集中力低下が持続する2020/11/08
ハスキー
2
★5/シンプルな構成、わかりやすい表現、具体的な事例、イラストあり。集中力があまりわかないような状態でも読めます。うつ病(発症に至った原因の特定が困難)と適応障害(ある程度、原因が特定できる)の違いが非常にわかりやすかった。人事担当者や産業医だけでなく、管理職になったばかりの中堅社員の方にもオススメ。そういえば自分も、営業から内勤になった際、原因不明の咳が続いて、内科→呼吸器科に6ヶ月以上通院したなあと思い出しました。あの頃はゆっくり慣れていけばいいよという雰囲気があったからなんとか乗り越えられた。2020/06/30
Go Extreme
2
病気に病名→日常生活に支障きたす状態を障害名 状態名or病名・障害名 不適応=ITの進化+グローバル競争 産業医:専属+嘱託 過重労働と性格的要因:熱中性・凝り性 中核群:職場>個人要因 ドロップアウト群:職場<個人要因 謙譲6・半健康3・障害/病気・1 シンドローム:サザエさん・朝刊・午前3時・人事異動後・身だしなみ 治療的配置転換 ドロップアウト群対応の難しさ:個人要因変えられず・加齢・役職者 発達障害:ASD・ADHD・LD スーパーウーマンシンドローム 職場キャラ法・チョイ合わせ法・淡々キャラ法 2020/07/09
hogehoge
1
メンタル不調者が職場で出ると必ず出てくる産業医って何者?主治医と何が違うの?この疑問に本書はわかりやすく具体的な説明で答えてくれた。2022/04/14