内容説明
本書は、端的にいえば“剤形論”を主体とするものである。それも、単に剤形の羅列的説明ではなく、ある薬物に、こういう剤形を与えたとき、その品質は十分保証し得るかどうか、生体に適用されたとき、どういう吸収のされ方をし、その作用は適切に現れるかどうかなどを常に頭において、剤形を見つめること、さらにこれらに関する上質な情報を入手し、その情報のフィードバックが適確になされてはじめて優れた製剤が誕生することなどを読者に理解戴くことを意図して編集された。
目次
1. 緒論
2. 製剤に関係する物理化学的基礎
3. 各種剤形
4. 製剤工程
5. 製剤の品質保証
6. 適用後の問題