内容説明
本書は有機化学者の手になる薬の本であり、薬科大学における薬品化学の教科書として書かれたものである。何故にその化合物が薬でありうるかについて、化学的立場から、この問題へのアプローチがあってもよいはずである。薬をまず化合物としてとらえ、その親近性から分類し、それらが薬である理由と、同時に各種の薬の間の相互関連性を、最も効果的に理解させようとして書かれたのが本書である。
目次
ベンゼンのヘテロ置換体
尿素類似体
複素環化合物
オニウム塩
ステロイド系医薬品
前章までに取扱わなかった重要医薬品
おわりに 医薬品の転換と作用の変化



