内容説明
本書の内容は、生体成分の分析とその解釈という視点に力をおいた構成とした。さらに実践の学としての臨床化学に鑑み、病態生化学的解説を紙数の許すかぎり充実し、病態の把握という臨床面への応用にも役立つように配慮した。また、最近クローズアップされてきた薬剤干渉、薬物モニタリングの問題や先天性代謝異常症についても、それぞれ新たに章を立てて詳述し、今後における臨床化学のひろがりとその方向性を示すよう意図した。
目次
第1章 総論
第2章 体液成分の化学分析
第3章 尿成分の化学検査
第4章 器官機能検査
第5章 先天性代謝異常症
第6章 薬物と臨床検査