出版社内容情報
《内容》 第14改正日本薬局方に準拠した改訂.充実した製剤基礎理論,剤形論等は特長を受け継ぐ一方,生物薬剤学分野については目次立てを全面的に改め,大幅に増補する全面改訂を行った.また,各節の最後には「まとめ」を設け内容の要点を整理するとともに,新たに「練習問題」を設けて学習の便宜をはかるようにした.
《目次》
【内容目次】
1. 緒論―製剤学とは
2. 製剤に関係する物理化学的基礎
2-1 分子間相互作用
1ファン・デル・ワールス力
2水素結合
3電荷移動
4疎水結合
5イオン結合
6コンプレックス形成
・練習問題
2-2 物質の存在状態と相平衡
1一成分系
2二成分系
3三成分系
・練習問題
2-3 溶液
1濃度の表現
2溶液に関する基礎原理
3溶媒間の溶質の分配
・練習問題
2-4 界面とコロイド分散系
1溶液の表面張力とその測定
2ぬれ
3界面活性剤とその性質
4乳化
5懸濁化
6吸着
7吸湿
・練習問題
2-5 化学反応速度論
1反応速度,反応速度定数,反応次数
2複合反応
3分解速度に関わる因子
4医薬品の分解と安定性
・練習問題
2-6 レオロジー
1流動と変形
2弾性と粘性
3粘弾性
4非ニュートン流動
5チキソトロピー
6レオロジー特性の測定
7高分子溶液の粘度と分子量
・練習問題
2-7 粒子・粉体の性質
1粒子形状
2粒子径とその測定
3粉体の力学的性質
4粒子間の付着力
5微粉化
・練習問題
2-8 拡散,溶解および放出
1拡散
2溶解
3膜透過
・練習問題
3. 各種剤形
3-1 製剤を構成する物質,材料
1日本薬局方製剤用添加物
2新しい製剤素材
3-2 日本薬局方製剤総則の剤形定義
・練習問題
3-3 経口投与製剤
1内用固形製剤
2液状の内用製剤
・練習問題
3-4 外用剤
1液状製剤
2半固形製剤
3固形製剤
・練習問題
3-5 注射剤・輸液
1種類と適用法
2輸液
3要求される条件
4注射剤の組成
5製造
6浸透圧の調整と電解質濃度
7容器と表示および実容量
8試験法および検査法
9注射剤の配合
10注射剤の管理と添付文書の制限的用法と用量
11造影剤
・練習問題
3-6 眼科用剤
1点眼剤の組成と製法
2洗眼剤
3眼軟膏剤
4容器および保存
・練習問題
3-7 坐剤
1坐剤の使用目的
2製法
3基剤
4保管法
5製品例
6関連製剤
・練習問題
4. 製剤の製造と製剤用機器
1溶解,ろ過
2粉砕,分級
3混合・練合
4乳化・懸濁化
5造粒
6打錠
7コーティング
8凍結乾燥
9滅菌,無菌操作法
・練習問題
5. 製剤の品質確保,保証
1GMP
2ICH
3日本薬局方
4安定性とその評価
5容器・包装
6試験・検査法
・練習問題
6. 薬物の生体内動態
6-1 薬物の生体膜透過機構および吸収
1薬物の生体膜透過機構
2薬物の消化管吸収
3薬物の消化管吸収に影響する要因
4消化管以外の経路からの薬物吸収
5注射部位からの薬物吸収
・練習問題
6-2 薬物の分布
1薬物の分布に影響を及ぼす諸要因
2分布容積
3特殊臓器への薬物の移行
・練習問題
6-3 薬物の代謝
1薬物代謝の様式
2薬物代謝酵素と代謝部位
3薬物代謝の変化(代謝阻害,代謝促進)
4薬物代謝に影響を及ぼす要因
・練習問題
6-4 薬物の排泄
1腎臓の構造,腎排泄
2肝臓の構造,胆汁排泄
3その他の排泄機構
・練習問題
6-5 薬物速度論
1コンパートメントモデル
2クリアランスの概念と生理学的薬物速度論
3非コンパートメントモデル
4ファーマコダイナミクス
5バイオアベイラビリティ
6生物学的同等性
7初回通過効果
8病態時における薬物動態の変動
・練習問題
6-6 薬物相互作用
1薬物相互作用とは
2吸収過程における薬物相互作用
3分布過程における薬物相互作用
4代謝過程における薬物相互作用
5排泄過程における薬物相互作用
6ファーマコダイナミクスにおける薬物相互作用
・練習問題
7. ドラッグデリバリーシステム
1ドラッグデリバリーシステムの概念
2薬物吸収の制御
3薬物放出の制御
4薬物標的指向の制御
・練習問題
付表 弱酸,弱塩基(共役酸)の酸解離定数
目次
1 緒論―製剤学とは
2 製剤に関係する物理化学的基礎
3 各種剤形
4 製剤の製造と製剤用機器
5 製剤の品質確保、保証
6 薬物の生体内動態
7 ドラッグデリバリーシステム
著者等紹介
四ッ柳智久[ヨツヤナギトシヒサ]
名古屋市立大学大学院薬学研究科教授
檀上和美[ダンジョウカズミ]
名城大学薬学部教授
山本昌[ヤマモトアキラ]
京都薬科大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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