出版社内容情報
《内容》 薬学およびその他の関連領域において,天然物化学を学ぶ学生のためのテキスト.各物質の発見の経緯をはじめ,抽出から反応,生合成などの有機化学について詳述され,発展的学習も可能.今改訂では,医薬品について第14改正日本薬局方に準拠し,全体を通して最新の知見を盛り込んだ.
《目次》
【主要目次】
■総論
第1章 序論
第2章 医薬品開発と天然物化学
第3章 抽出,分離,精製
第4章 化学構造の決定
第5章 生合成
第6章 天然物と遺伝子
■各論
第1章 脂肪酸関連化合物
1 脂肪酸と脂質
2 アラキドン酸代謝物
3 その他の脂肪酸関連化合物
第2章 糖質
1 単糖類
2 糖アルコール
3 イノシトール類
4 少糖類
5 配糖体
6 多糖
第3章 テルペノイド
1 モノテルペン
2 セスキテルペン
3 ジテルペン
4 セスタテルペン
5 トリテルペンおよびトリテルペン系サポニン
第4章 カロテノイドおよびビタミンA
1 カロテノイド
2 ビタミンA
第5章 ステロイド
1 ステロイドの構造
2 ステロール
3 植物ホルモン類
4 ステロイドサポニンおよびサポゲニン
5 植物プレグナン配糖体
6 強心配糖体
7 ヒキガエルの有毒分泌物
8 ウィタノライド
9 エクダイソンおよびフィトエクダイソン
10 胆汁酸および胆汁アルコール
11 動物ステロイドホルモン
12 ステロイドアルカロイド
13 動物ステロイドアルカロイド
第6章 フェニルプロパノイド
1 フェニルプロパノイド
2 リグナンとネオリグナン
3 セスキリグナンとジリグナン
4 リグニン
第7章 キノン
1 ベンゾキノン
2 ナフトキノン
3 アントラキノン
4 フェナントラキノン
5 延長キノン
第8章 γ-ピロン類
1 単環性 γ-ピロン類
2 クロモン類
3 ナフトピロン類
4 キサントン類
第9章 フラボノイド
1 フラボンとフラボノール
2 フラバノンとジヒドロフラボノール
3 カルコン,ジヒドロカルコン,オーロン
4 イソフラボン
5 プレニルフラボノイド
6 ホモイソフラバノン
7 二重分子フラボン
8 アントシアニジン
9 ロイコアントシアニジン,フラバン-3-オール
第10章 タンニン
1 加水分解性タンニン
2 縮合型タンニン
第11章 α-ピロン類
1 単環性 α-ピロン類
2 クマリン類
3 イソクマリン類
4 フタリド類
第12章 その他の芳香族化合物
1 ジアリールヘプタノイド
2 その他のショウガ科の成分
3 スチルベン系化合物
4 フロログルシン系化合物
5 ナフタレン系化合物
6 地衣成分
7 大麻の成分
8 ビタミンE
9 その他
第13章 アミノ酸・ペプチド
1 アミノ酸
2 ペプチド
第14章 アルカロイド,その他の含窒素化合物
1 脂肪族アミノ酸由来のアルカロイド
2 芳香族アミノ酸由来のアルカロイド
3 プソイドアルカロイド
4 その他の含窒素化合物
第15章 含硫化合物
1 グルコシノレート
2 ポリアセチレン由来の化合物
3 含硫アルカロイドおよびその他の含硫化合物
第16章 海洋生物成分
1 テルペノイド,ステロイド
2 アルカロイド,ペプチド
3 脂肪酸関連化合物
4 有毒成分
第17章 抗生物質
1 医薬用抗生物質
2 農薬および家畜用抗生物質
3 生化学的研究に用いられる抗生物質
第18章 昆虫,植物,微生物間で相互作用する化学物質
1 昆虫起源の物質
2 植物起源の物質
3 微生物起源の物質
第19章 日本薬局方収載天然有機化合物一覧
内容説明
本書は薬学課程および関係する専門学科において天然物化学、植物薬品化学、又は生薬化学を学ぶ学生の教育及び参考書としての利用を目的としたものである。一般に天然物化学の開講は有機化学、生化学、機器分析学、衛生学、生薬学などを履修し、あるいは履修しつつあることを前提とし、それらとの重複を最少限にとどめ、特に生薬学との関連を深めるように配慮した。
目次
総論(医薬品開発と天然物化学;抽出、分離、精製;化学構造の決定;生合成;天然物と遺伝子)
各論(脂肪酸関連化合物;糖質;テルペノイド;カロテノイドおよびビタミンA;ステロイド ほか)
著者等紹介
田中治[タナカオサム]
広島大学名誉教授
野副重男[ノゾエシゲオ]
東北大学名誉教授
相見則郎[アイミノリオ]
千葉大学大学院薬学研究院教授
永井正博[ナガイマサヒロ]
星薬科大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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