出版社内容情報
《内容》 今改訂では,第14改正日本薬局方に準拠するとともに学問的な進歩を盛り込んだ.従来同様,本文中に関連する例題(国家試験問題が中心)を取り入れ,学生が理解度をチェックしながら学習できるよう工夫されている. 物理薬剤学・製剤学を扱う第3章は,前半で基礎理論,後半で剤形論をまとめるよう項目の組み換えを行い,かつ内容を精選した. 生物薬剤学分野を扱う第IV章は,吸収,分布,代謝,排泄,体内動態の変動の項目を新稿とし,内容を大幅に増補した.
《目次》
【主要目次】
第1章 医薬品とは
1 定義と分類
2 医薬品の適用
3 医薬品の用量
4 医薬品の副作用
5 医薬品の相互作用
6 医薬品の情報
第2章 医薬品の開発と製造・管理
1 リード化合物の探索
2 前臨床試験
3 臨床試験
4 市販後調査とGPMSP
5 医薬品の製造・管理
第3章 製剤の設計と製造
1 粒子と粉体の性質
2 医薬品の溶解現象
3 界面現象と分散系
4 レオロジー
5 反応速度論
6 固形製剤
7 半固形製剤
8 種々の製剤
9 無菌製剤
10 製剤添加物
11 製剤の試験法
12 包装,容器
第4章 生物薬剤学と体内動態
1 生体膜の構造と薬物の膜透過機構
2 薬物の吸収
3 薬物の分布
4 薬物の代謝
5 薬物の排泄
6 年齢および病態と体内動態
7 薬物送達(ドラッグデリバリー)システム
8 ファーマコキネティクス(薬物速度論)
9 ファーマコダイナミクス(薬力学)
10 生物学的利用能(バイオアベイラビリティ)
第5章 調剤と服薬指導
1 調剤の定義
2 処方せん
3 処方用語
4 調剤の順序
5 処方せん監査
6 薬袋・薬札の作成
7 調剤の実際
8 調剤薬の監査(検薬)
9 薬剤交付
10 薬剤過誤
11 服薬指導
12 薬歴管理
内容説明
本改訂では薬剤学教育の現状を考慮して必要な基礎知識とは何かを改めて検討し、要領よく解説。また学習の便宜のための例題、図表などできる限り多数掲載した。
目次
第1章 医薬品とは(定義と分類;医薬品の適用 ほか)
第2章 医薬品の開発と製造・管理(リード化合物の探索;前臨床試験 ほか)
第3章 製剤の設計と製造(粒子と粉体の性質;医薬品の溶解現象 ほか)
第4章 生物薬剤学と体内動態(生体膜の構造と薬物の膜透過機構;薬物の吸収 ほか)
第5章 調剤と服薬指導(調剤の定義;処方せん ほか)
著者等紹介
花野学[ハナノマナブ]
東京大学名誉教授。前日本大学教授
寺田勝英[テラダカツヒデ]
東邦大学薬学部薬剤学教授
伊藤智夫[イトウトモオ]
北里大学薬学部薬剤学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。