出版社内容情報
《内容》 薬効と有害作用は表裏一体であり,そのバランスにより薬の有用性は決定される.医薬品の適正な使用のために,副作用・有害作用のメカニズムを最新の科学に照らして解説したテキスト.今改訂では,「リスクアセスメントとリスクマネージメント」「神経毒性」「精神障害」「救急救命と化学物質中毒の対処法」「中毒物質の分析法」の項目を追加するなど,新知見を盛り込んだ. 《目次》 【主要目次】序 論 1.医薬品トキシコロジー 2.トキシコロジーの概念 3.リスクアセスメントとリスクマネージメントI. 医療の倫理 1.倫理の概念 2.医薬品の開発・評価と適正使用II. 薬物の作用 1.薬物動態の基本 2.薬物動力学の基本III.副作用の種類と変動要因IV. 医薬品の安定性 1.障害発生機構 1-1.免疫毒性 1-2.神経毒性 1-3.生殖・発生毒性 1-4.発がん性 1-5.突然変異 2.器官毒性 2-1.肝障害 2-2.腎障害 2-3.循環系障害 2-4.運動障害 2-5.感覚器障害 2-6.精神障害 2-7.皮膚・粘膜障害 2-8.造血器障害 2-9.消化器障害 2-10.呼吸器系障害 2-11.内分泌・代謝障害V. 副作用・有害作用発現の予測とその対応 1.ヒト薬物動態のin vitro系からの予測 2.薬物有害性の動態学的解析法 3.薬物相互作用とその対応 4.医薬品情報の読み方 5.最近の救急救命と化学物質中毒の対処法 6.中毒物質の分析法