目次
1 腎臓の機能とCKDについて知っておこう(腎臓の機能;慢性腎臓病(CKD)
CKD診療ガイドの重症度分類
処方せんだけではわからないCKD患者)
2 患者の検査値リストから腎機能を推定しよう(血清クレアチニン値;クレアチニンクリアランス;日本人向けGFR推算式;体表面積補正の意義を考える)
3 CKD患者の薬学的管理を考えよう(腎機能に応じて投与量の調節が必要な薬剤;腎障害を引き起こす可能性のある薬剤)
4 実践!処方せんと検査値で腎機能チェックのアプローチを学ぼう(高齢者;CKD;糖尿病性腎症;透析)
5 腎機能低下時注意が必要な薬剤(腎排泄型薬剤を判別する方法;腎機能に応じて投与量の調節が必要な薬剤;腎機能が低下していると効果が期待できない薬剤;透析患者に禁忌の薬剤;保存期CKD患者に禁忌の薬剤;腎機能が低下している患者に注意が必要な外用薬)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ピルクル500
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CKD重症度分類の解説から、CcrやeGFRの落とし穴、腎排泄型の主要な薬剤をそれぞれ解説し、後半は症例ベースで解説されます。症例はCcrを元にしたGFR推算式による検査値から始まり、腎排泄型薬剤のため血中濃度が上昇し副作用の可能性を考慮します。ただ高齢女性などで筋肉が少ない場合クレアチニンが少ないために腎機能が過大評価されたり、体表面積BSAによる未補正の必要性、プロドラッグのため代謝後に副作用が起こることなど様々な落とし穴を説明。医師に薬剤の再考をお願いする場面が対話形式になっていて臨場感があります。2022/06/05
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