日本医師会生涯教育シリーズ 実践診断指針

日本医師会生涯教育シリーズ
実践診断指針

出月康夫/石井裕正/跡見裕/神保勝一/橋本信也【監修・編】
日本医師会（2002/10発売）

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サイズ B5判／ページ数 377p／高さ 26cm
商品コード 9784524236237
NDC分類 492.1
Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》　一般医師が日常の診療でよく遭遇する主要な疾患について，「診断基準」を掲げ，その使い方と診断にいたるプロセスを解説した．診断基準がない場合には，症状からのアプローチの方法を述べて，確定診断への助けとしている．「日本医師会雑誌」の生涯教育シリーズの一冊であり，一般の臨床医，開業医，研修医にとって，臨床現場ですぐ役に立つ内容となっている．　　　　

《目次》
【内容目次】
１　呼吸器・胸壁・縦隔疾患
　　　かぜ症候群
　　　気管支喘息
　　　びまん性汎細気管支炎，気管支拡張症
　　　慢性閉塞性肺疾患（肺気腫）
　　　特発性間質性肺炎
　　　過敏性肺炎
　　　サルコイドーシス
　　　肺塞栓症
　　　肺高血圧症
　　　急性呼吸促迫症候群
　　　過換気症候群
　　　睡眠時無呼吸症候群
　　　肺炎
　　　
２　循環器疾患
　　　不整脈（徐脈と頻脈）
　　　狭心症
　　　心筋梗塞
　　　心不全
　　　心筋症
　　　高血圧症（本態性，二次性）
　　　大動脈瘤
　　　動脈閉塞
　　　血栓性静脈炎
　　　
３　消化器疾患
　　　逆流性食道炎
　　　急性胃粘膜病変
　　　慢性胃炎
　　　Crohn病
　　　潰瘍性大腸炎
　　　吸収不良症候群
　　　過敏性腸症候群
　　　急性肝炎
　　　劇症肝炎
　　　慢性肝炎
　　　自己免疫性肝炎
　　　肝硬変症
　　　原発性胆汁性肝硬変
　　　アルコール性肝障害
　　　薬物性肝障害
　　　脂肪肝
　　　門脈圧亢進症
　　　胆道感染症
　　　原発性硬化性胆管炎
　　　急性膵炎
　　　慢性膵炎
　　　
４　血液・造血器疾患
　　　鉄欠乏性貧血
　　　自己免疫性溶血性貧血
　　　再生不良性貧血
　　　骨髄異形成症候群
　　　急性白血病
　　　慢性骨髄性白血病
　　　慢性リンパ性白血病
　　　成人T細胞白血病
　　　骨髄線維症
　　　悪性リンパ腫
　　　多発性骨髄腫
　　　特発性血小板減少性紫斑病
　　　播種性血管内凝固症
　　　アレルギー性［血管性］紫斑病（Henoch-Schonlein紫斑病）
　　　
５　腎・泌尿器・男性生殖器疾患
　　　糸球体腎炎
　　　IgA腎症
　　　ネフローゼ症候群
　　　腎硬化症
　　　尿細管・間質性腎炎
　　　急性腎不全
　　　慢性腎不全
　　　前立腺肥大症
　　　勃起機能障害
　　　
６　神経疾患
　　　主な脳血管障害
　　　Parkinson病
　　　筋萎縮性側索硬化症
　　　脊髄性進行性筋萎縮症
　　　多発性硬化症
　　　てんかん
　　　片頭痛
　　　重症筋無力症
　　　
７　内分泌疾患
　　　尿崩症
　　　甲状腺機能亢進症
　　　甲状腺機能低下症
　　　副甲状腺機能異常（亢進・低下）症
　　　Cushing症候群
　　　原発性アルドステロン症
　　　インスリノーマ
　　　カルチノイド症候群
　　　Zollinger-Ellison症候群
　　　
８　代謝疾患
　　　糖尿病
　　　高脂血症
　　　肥満症
　　　痛風
　　　骨粗鬆症
　　　
９　膠原病と類縁疾患
　　　全身性エリテマトーデス
　　　抗リン脂質抗体症候群
　　　強皮症
　　　多発性筋炎，皮膚筋炎
　　　Sjogren症候群
　　　混合性結合組織病
　　　結節性多発動脈炎
　　　高安動脈炎
　　　関節リウマチ
　　　成人Still病
　　　強直性脊椎炎
　　　Behcet病
　　　慢性疲労症候群
　　　
10　感染症
　　　インフルエンザ
　　　ヒト免疫不全ウイルス感染症，エイズ
　　　敗血症
　　　結核
　　　非定型（非結核性）抗酸菌症
　　　溶血性尿毒症症候群
　　　劇症型A群レンサ球菌感染症
　　　
11　周産期異常・女性生殖器疾患
　　　マタニティー・ブルーズ，産後うつ病
　　　子宮内膜症，子宮腺筋症
　　　更年期障害
　　　妊娠中毒症
　　　
12　胎児・新生児・小児疾患
　　　小児糖尿病
　　　小児喘息
　　　小児白血病
　　　Wilms腫瘍
　　　網膜芽（細胞）腫
　　　小児血管炎症候群（川崎病を含む）
　　　注意欠陥・多動性障害（自閉症を含む）
　　　小児虐待
　　　
13　精神・心身医学的疾患
　　　アルコール依存症
　　　躁うつ病（気分障害）
　　　統合失調症（精神分裂病）
　　　パニック障害
　　　外傷後ストレス障害
　　　神経性食欲不振症
　　　心身症
　　　神経症（ヒステリー）
　　　痴呆（脳血管性痴呆，Alzheimer病）
　　　
14　皮膚疾患
　　　アトピー性皮膚炎
　　　蕁麻疹
　　　皮膚真菌症
　　　帯状疱疹
　　　老人性皮膚掻痒症
　　　
15　眼疾患
　　　緑内障
　　　白内障
　　　ぶどう膜炎
　　　
16　耳鼻咽喉疾患
　　　突発性難聴，老人性難聴
　　　Meniere病
　　　慢性副鼻腔炎
　　　
17　運動器・骨・関節疾患
　　　腰部椎間板ヘルニア
　　　頸椎後縦靭帯骨化症
　　　腰部脊柱管狭窄症
　　　変形性関節症（膝，股）
　　　特発性大腿骨頭壊死

内容説明

本書で取り上げた疾患は、内科疾患はもちろんのこと、眼科や皮膚科、整形外科などの領域も含んでおり、かかりつけ医としては、この程度の範囲までは診断の目が届いているべきということ。学会や研究班などが作成した診断基準のない疾患も多数含まれている。その場合は、各執筆者が日常臨床において、どんな症状があればその疾患を疑い、どのような判断のもとに診断をすすめているかを解説している。

著者等紹介

出月康夫［イデズキヤスオ］
東京大学名誉教授。南千住病院名誉院長。主研究テーマは消化器外科、内視鏡外科、臓器移植、門脈圧亢進症

石井裕正［イシイヒロマサ］
慶応義塾大学医学部内科教授。主研究テーマは消化器内科学（肝臓・膵臓病学）

跡見裕［アトミユタカ］
杏林大学医学部第一外科教授。主研究テーマは肝・胆・膵を中心とした消化器外科学、画像診断

神保勝一［ジンボショウイチ］
神保消化器内科医院院長。主研究テーマは消化器疾患の診断と治療、地域における集団検診

橋本信也［ハシモトノブヤ］
東京慈恵会医科大学客員教授。主研究テーマは内科学、臨床免疫学、膠原病、医学教育
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