医療関係者のためのファイルメーカーPro活用マニュアル

医療関係者のためのファイルメーカーPro活用マニュアル

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  • サイズ A5判/ページ数 149p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784524236046
  • NDC分類 490
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 データベースソフトウェア「ファイルメーカーPro」の医療分野での活用・応用法を,具体例を示しながらわかりやすく解説.「ファイルメーカーProで,こんなことができるのか!」と実感でき,すぐに活用できる内容になっている.医療に特化した当ソフト解説書は少なく,データベースの構築や活用をめざす医療関係者は必読の書である.    

《目次》
第1章 医学・医療とファイルメーカーPro
 1.医療分野におけるIT化と自作診療支援ソフトウエア
 2.ファイルメーカーProの人気の理由
  a) 習得が容易である
  b) リアルタイムに変更できる
  c) ソフトウエア自体が安価である
 3.ファイルメーカーPro実用例
 
第2章 手術記録をつくってみよう
 1.フィールドを定義し,レイアウトをつくる
 2.よく使う値を設定しておき,そのなかから選択する
 3.入力したレコードを一覧表示する
 4.ボタンひとつでレイアウトを替える
 5.計算フィールドで時間の計算
 6.年齢の計算
 7.挿し絵を挿入する
 
第3章 手術記録を印刷してみよう
 1.規定の用紙に合わせた印刷用レイアウトをつくる
 2.生年月日の年,月などを別々のフィールドに分けて印刷する
 3.あらかじめ印刷された用紙の選択肢に○を付ける
 4.フィールドが複数ページにまたがるレコードを印刷する
 5.フィールドの行数が一定でない複数レコードを,むだなく印刷する
 
第4章 臨床研究で活用してみよう~データの検索・抽出,簡単な統計計算~
 1.望みのレコードを検索,抽出する
  a) 男性のみを抽出する
  b) 70歳以上の男性の直腸癌患者を抽出する
  c) 1997年度に手術を受けた70歳以上の男性で,直腸癌または結腸癌の患者を抽出する
  d) 前抽出条件から,組織型が空欄になっているデータを除外する
  e) 「癌」を含む病名を検索する(ワイルドカード検索)
 2.検索条件を保存する
 3.平均値,標準偏差値を求める
 4.データを一括して変換する
  a)「全置換」機能を使う
  b)計算フィールドを使う
 
第5章 データをやりとりしてみよう
 1.データをほかの統計ソフトウエアに書き出す
  a) Excelに書き出す
  b) StatViewに書き出す
 2.ほかのソフトウエアで作成したデータを取り込む
 3.ファイルのなかから一部を抽出し,別の独立したファイルにする
 4.ファイルのなかから一部を抽出し,別のファイルに追加する
 5.Macintosh←→Windows間でデータをやりとりする
 
第6章 基幹システムの患者基本情報を利用しよう
 1.ODBCデータソースを設定する
 2.クエリーをつくりデータを取り込む
 3.スクリプトでデータのインポートを自動化する
 4.リレーションを定義する
 
第7章 病歴管理システム「病歴くん」をつくってみよう~ICD10に対応~
 1.ファイル「病歴くん」を作成する
 2.ICD-10ファイル「FM病名コードリスト」を作成する
 3.ICD-10コード検索を自動化する
 4.入院期間を計算する
 5.過去の入院既往を呼び出す(ポータルをつくる)
 6.ポータルから該当データに飛ぶ
 7.同じ患者の入力はルックアップで省力化する
 8.オーダリングシステムから患者基本情報をもらう
 
第8章 紹介医への返事作成プログラム「お返事くん」をつくってみよう
 1.必要なフィールドを定義する
 2.各フィールドを組み合わせる計算フィールドをつくる
 3.計算フィールドで自動構成された文書を加筆・訂正する
 4.マージフィールドでフィールド内容を自然に配置する
 5.構成された文書の最終チェック
 6.入力レイアウトを美しく仕上げる
 
 第9章 連携医師の情報を呼び出そう
 1.連携医師の数が少ない場合~連携医師名簿の医師名を直接値一覧にする~
 2.医師名と同時に住所もルックアップさせる
 3.ポータルを使って,連携医師の値一覧を絞り込む
 4.「動的値一覧」を使って,連携医師の値一覧を絞り込む(バージョン5以上)
 
第10章 画像データベースをつくってみよう
 1.手術標本写真や皮膚病変などを管理する
 2.スクリプトで画像取り込みを自動化
 3.簡単な内視鏡画像ファイリングシステムの自作に挑戦
 4.複数の画像のなかから,数枚の画像を選択して印刷する
 5.小さい画像で全体を見渡し,クリックで拡大表示させる
 
第11章 薬剤情報提供書作成プログラム「おくすり君」をつくってみよう
 1.データベース「薬剤マスター」をつくる
 2.ファイル「おくすり君」をつくり,「薬剤マスター」との間にリレーションを定義する
 3.IDと処方日の両者が一致するレコードを,ポータル表示させる
 4.印刷画面をつくる
 5.値一覧を使って入力を簡単にする
 6.さらに入力の効率アップをめざそう
 
 
[COLUMN]
 発生源入力
 データベースの枠を超えたファイルメーカーProの使い方
 影を付ける,沈ませるなどのレイアウト上のテクニック
 値一覧の形式は,特徴を生かして適材適所で
 日付入力について
 AppleScriptで,ほかのアプリケーションも操作
 機能ボタンや説明を印刷しない
 入力画面と出力画面は別にする
 バックアップのシステム化
 病院のコンピュータに入力された医療情報は誰のもの?
 リレーションの落とし穴=登録ボタンのすすめ
 病名コードマスターについて
 ネットワークについて
 パスワードでアクセス制限
 フィールドの配置とマージフィールド
 縦書き印刷
 「フィールド設定」「計算値を挿入」「テキストを挿入」
 入力漏れを防ぐスクリプト
 画像を連続的に取り込むアドイン
 電子カルテに関して
 
[付録]
 おさえておくと便利なキーワード
 計算式入力の注意
 ファイルメーカーProでつくられたフリーウエア,シェアウエア
 役に立つメーリングリスト

内容説明

ファイルメーカーProの真価は、それぞれのニーズに合ったテンプレートをユーザー自身がつくったり、カスタマイズしたりすることで最大限に発揮される。そこで本書は、読者に「ファイルメーカーProで、自分にもこんなことができる!」ということに気づいていただくことをねらいとした。ファイルメーカーProの使い方の網羅的な解説は他書に譲り、医療分野での応用に必要なテクニックに限定して解説した。

目次

医学・医療とファイルメーカーPro
手術記録をつくってみよう
手術記録を印刷してみよう
臨床研究で活用してみよう~データの検索・抽出、簡単な統計計算
データをやりとりしてみよう
基幹システムの患者基本情報を利用しよう
病歴管理システム「病歴くん」をつくってみよう―CD‐10に対応
紹介医への返事作成プログラム「お返事くん」をつくってみよう
連携医師の情報を呼び出そう
画像データベースをつくってみよう
薬剤情報提供書作成プログラム「おくすり君」をつくってみよう

著者等紹介

浅野道雄[アサノミチオ]
1964年静岡県浜松市生まれ。1989年浜松医科大学医学部卒業。1989年協立総合病院外科。1994年秋田赤十字病院胃腸センター。1995年都立駒込病院外科。1997年協立総合病院外科。2000年松田病院医長。現在に至る。専門分野は大腸肛門外科、下部消化器内視鏡診断・治療。所属学会は日本消化器外科学会(専門医)、日本大腸肛門病学会(専門医)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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