アトピー性皮膚炎診療100のポイント―治療ガイドラインに基づく標準治療のために

アトピー性皮膚炎診療100のポイント―治療ガイドラインに基づく標準治療のために

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  • サイズ A5判/ページ数 196p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784524235391
  • NDC分類 494.8
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 “ステロイド外用薬の適正使用を中心とする標準治療”への信頼回復を願う著者が,アトピー性皮膚炎標準治療実践のノウハウや診療に必要なポイントを,自らの臨床経験をもとに100項目にまとめた,若手皮膚科医,開業医,研修医へ贈る実際書.日本皮膚科学会「アトピー性皮膚炎治療ガイドライン」については,日常診療で応用できるようていねいに解説.    

《目次》
【主要目次】
1章 治療の基本10ポイント
 1 出発点は患者との信頼関係
 2 大切なのは患者との対話
 3 診察は必ず全身を診て触れること
 4 症状は毎回記録すること
 5 治療のゴールを明確に
 6 治療の根幹はステロイド外用薬を中心とした標準治療
 7 ステロイド外用薬の塗り方を指導する
 8 ステロイド外用薬に対する患者の不安を解消する
 9 アレルギーにこだわりすぎない
 10 QOLを下げない生活指導
2章 改めて確認したい基本方針
 11 日本皮膚科学会の治療ガイドラインの再確認(1)
 12 日本皮膚科学会の治療ガイドラインの再確認(2)
 13 日本皮膚科学会の治療ガイドラインの再確認(3)
 14 乳幼児の食物除去は慎重に
 15 ダニ・ハウスダストの完全除去は不可能
 16 抗アレルギー薬は補助療法
 17 炎症部位に保湿剤外用・NSAIDs含有外用薬の使用は不適当
 18 ステロイド内服は原則として不要
 19 漢方療法も補助療法―不適切治療の第1位は「漢方薬中心」の治療
 20 特殊療法は諸刃の剣
3章 診療に際して
 21 病歴の聴取
 22 患者背景の分析
 23 患者の性格分析をする
 24 精神的重症度を診断しよう
 25 医療不信を訴える患者への対応
 26 ステロイドを使いたくないという患者への対応
 27 リバウンド現象の説明
 28 自然経過を説明する(1)―乳幼児期
 29 自然経過を説明する(2)―小児期
 30 自然経過を説明する(3)―成人期
4章 診断・治療の実際
 31 初診時の診察のポイント
 32 患者説明のための手順
 33 治療の実際(1)―入院例
 34 治療の実際(2)―外来例
 35 部位別の診察と治療(1)―顔面(頬部)
 36 部位別の診察と治療(2)―顔面(頬部以外)
 37 部位別の診察と治療(3)―被髪頭部
 38 部位別の診察と治療(4)―頸部・下顎部
 39 部位別の診察と治療(5)―四肢
 40 部位別の診察と治療(6)―手足
 41 部位別の診察と治療(7)―体幹
 42 部位別の診察と治療(8)―乳頭部・陰部
 43 乳児の口囲の難治性皮疹
 44 内服療法(抗ヒスタミン薬・抗アレルギー薬)
 45 注射療法
 46 妊婦に対する治療
 47 検査の必要性と意義
 48 スキンケアの考え方と注意点
 49 スキンケアの実際
 50 入院の適応とその意義
5章 タクロリムス軟膏の使い方
 51 タクロリムス軟膏とは
 52 タクロリムス軟膏の特徴をどう伝えるか
 53 小児および妊婦・授乳中の女性に対する使用
 54 患者に対する補足説明
 55 顔面の刺激感を抑えるために
 56 ステロイド外用薬との使い分け
 57 全身皮疹の寛解維持療法
6章 一段上のアトピー診療のポイント
 58 ステロイド外用薬が無効と感じた時
 59 酒さ様皮膚炎とその鑑別
 60 通院期間の設定
 61 ストレスの関与
 62 ステロイド外用薬・抗アレルギー薬の後発品を覚えよう
 63 外用部位を特定させる
 64 ステロイド外用薬の混合
 65 不眠対策と身体拘束
 66 内服療法の実際
 67 治療意欲の乏しい患者への対応
7章 日常生活指導
 68 日常生活指導の基本
 69 入浴―石けん・シャンプー・入浴剤
 70 プール,海水浴やスポーツ
 71 衣類と洗濯
 72 化粧・髪型・マニキュアなど
 73 室内環境その他
 74 その他の注意
8章 合併症の治療
 75 酒さ様皮膚炎
 76 単純ヘルペス感染症
 77 アトピー性皮膚炎の眼合併症
 78 伝染性膿痂疹
 79 伝染性軟属腫
 80 ざ瘡
 81 気管支喘息・花粉症
9章 その他の治療法
 82 脱ステロイド療法
 83 ステロイド内服・注射
 84 PUVA療法
 85 シクロスポリン内服療法
 86 消毒療法,超酸性水治療
 87 その他の特殊療法
10章 その他に知っておくべきこと
 88 1990年代のステロイド・バッシング
 89 アトピービジネス論
 90 アトピービジネスの分類
 91 アトピービジネス手法について
 92 日本皮膚科学会の対策
 93 厚生科学研究班の治療ガイドライン
 94 アトピー性皮膚炎不適切治療健康被害実態調査
 95 アトピー性皮膚炎治療問題委員会
 96 日本皮膚科学会による患者相談システム
 97 一般向けの「日本皮膚科学会・アトピー性皮膚炎治療ガイドライン」に準拠した啓発書
 98 アトピービジネス裁判
 99 アトピービジネス被害弁護団
 100 中国製アトピー性皮膚炎不正治療薬

付録
1.ステロイド外用薬以外の薬剤の使い方
2.ステロイド外用薬一覧(後発品を含む)
3.抗アレルギー薬(内服薬)一覧(後発品を含む)
4.抗ヒスタミン薬(内服薬)一覧(後発品を含む)
5.日本皮膚科学会「アトピー性皮膚炎治療ガイドライン」
6.アトピー性皮膚炎における不適切治療による健康被害の実態調査[最終報告]
7.厚生労働省厚生科学研究班「アトピー性皮膚炎ガイドライン2001」

目次

1章 治療の基本10ポイント
2章 改めて確認したい基本方針
3章 診療に際して
4章 診断・治療の実際
5章 タクロリムス軟膏の使い方
6章 一段上のアトピー診療のポイント
7章 日常生活指導
8章 合併症の治療
9章 その他の治療法
10章 その他に知っておくべきこと

著者等紹介

竹原和彦[タケハラカズヒコ]
1954年兵庫県生まれ。1979年東京大学医学部医学科卒業。1980年東京大学医学部皮膚科助手。1984年米国サウスカロライナ医科大学リウマチ病教室研究員。1987年東京大学医学部皮膚科講師。1994年金沢大学医学部皮膚科教授。専門は膠原病、アトピー性皮膚炎。日本皮膚科学会(アトピー性問題担当理事)、日本研究皮膚科学会(理事)、日本臨床免疫学会(理事)、日本皮膚科学会・アトピー性皮膚炎治療問題委員会(委員長)、強皮症研究会議(皮膚科代表幹事)など所属
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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