出版社内容情報
《内容》 膵癌においては,いかに早期に「診断のルート」に乗せるかが治療のポイントである.根治可能な膵癌である上皮内癌と,比較的切除後の予後が良好な腫瘍径1cm以下の通常型膵癌の診断法のテクニックを呈示した.マニュアルにしたがって早期に診断を進めることができるよう,わかりやすい箇条書き形式の記述と診断テクニックをシェーマを使って解説.
《目次》
【内容目次】
1.膵癌を早期診断するために
A 早期膵癌とは
B 超音波検診のデータからわかること
C 診断にいたるまでの流れ
D follow-up法
E 膵癌早期診断へのポイント
2.膵癌の症状
A 膵癌に特徴的な症状
B 頻度の高い症状
C 腫瘍の大きさと症状
D 膵の解剖学的特徴と症状
E 膵の解剖学的特徴と癌の進展
3.血液検査
A 血液検査のポイント
B 腫瘍マーカー
C 膵酵素
4.腹部超音波検査
超音波検査
A 検査目的,適応と限界
B 超音波診断装置の機種の選択
C 前処置
D 検査の工夫
E 走査の手順
F 注目すべき超音波所見
G 超音波検査で異常所見を認めたとき,次に行うべき二次検査
造影超音波検査(ダイナミックUS)
A 検査目的,適応と限界
B 超音波診断装置および造影剤の選択
C 検査の手順
D 所見の読み方
5.CT検査
A 膵癌診断におけるCTの目的と適応
B 前処置
C 機種の選択と検査の手順
D 読影と診断のポイント
E 3次元血管造影とMPR画像
F 膵癌TS1症例のCT所見
G 症例供覧
6.MRIおよびMRCP検査
A 検査目的
B 適応と限界
C 各撮像方法の原理
D 機種の選択
E 検査手順
F 膵癌のMR画像所見
G 症例供覧
7.超音波内視鏡検査
A 超音波内視鏡検査の目的,適応と禁忌
B 膵癌早期診断における超音波内視鏡検査の意義
C 機種の選択
D 前処置
E 検査の手順
F 所見
G 超音波内視鏡下穿刺
8.内視鏡的逆行性膵管造影検査
A 検査目的
B 適応と禁忌
C 機種の選択
D 前処置の流れ
E 検査前の準備
F 検査の手順
G 偶発症の予防と術後管理
H 所見
9.腹部血管造影検査
A 検査目的と適応
B 機種の選択と検査の手順
C 動脈注入化学療法
D 所見
E 症例供覧
付録
1.膵の解剖学
2.膵癌の臨床病理学的所見
3.膵に関する略語集
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