再発乳癌治療ガイドブック

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  • サイズ B5判/ページ数 274p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784524224876
  • NDC分類 495.46
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 再発乳癌を全身病としてとらえ,その治療の進め方をまとめた一冊.治療にあたっては,外科療法・放射線療法などの局所療法と,化学療法・内分泌療法などの全身療法をうまく組み合わせることが大切である.再発をどのように診断・治療していったらよいかを,転移部位,各種検査法,治療法などの切り口から実践的に解説.緩和医療の章を設け,一般病棟で行う対症療法を中心に詳述.    

《目次》
【主要目次】
1章 再発乳癌の診療にあたって
A.術前後補助療法
 1.乳癌の臨床経過
 2.術前療法
 3.術後補助療法
B.乳癌手術後のフォローアップとその問題点
 1.乳癌術後の経過観察に関する主な報告
 2.筆者らの施設におけるフォローアップ法
 3.術後フォローアップの問題点
C.再発乳癌の特徴
 1.再発乳癌の基本的特徴
 2.再発乳癌の予後因子と治療戦略
 3.乳房温存療法における乳房内再発について
D.インフォームドコンセントの注意点
 1.基本的な考え方
 2.再発乳癌治療時に行われるICの重さ
 3.ICの具体的な注意点
 4.当事者の心理に立って
2章 検査法と評価
A.再発部位の診断法
 1.局所皮膚・リンパ節
 2.骨
 3.肺・胸膜
 4.肝
 5.中枢(脳)神経系
 6.その他(腹膜,心嚢膜,脊髄など)
B.各種検査法の実際
 1.骨シンチグラフィ
 2.超音波
 3.CT
 4.MRI
 5.腫瘍マーカー(モニタリング)
 6.細胞診・組織診
 7.骨髄・骨生検
3章 治療の流れと選択肢
 1.再発乳癌の予後因子
 2.再発乳癌治療の選択肢と流れ
 3.内分泌療法の選択順位
 4.化学療法の選択順位
4章 治療の進め方
A.再発部位別の治療法
 1.局所皮膚・リンパ節
 2.骨
 3.肺・胸膜
 4.肝
 5.中枢神経系
 6.心嚢・腹膜・消化管(胃)
B.各種治療法の実際
 1.内分泌療法
 2.化学療法
 3.免疫抗体療法
 4.外科療法
 5.放射線治療
 6.支持療法
5章 緩和医療への取組み
A.緩和医療の考え方
 1.緩和医療の定義
 2.ケアの原則と医療スタッフの態度
 3.看取りの時期における医療者としてのあり方
B.緩和医療の実際
 1.疼痛緩和
 2.呼吸困難への対処
 3.全身倦怠感への対処
 4.高カルシウム血症への対処
 5.脊髄圧迫への対処
 6.体液貯留のコントロール
 7.患者・家族への精神的サポート
6章 臨床試験の考え方
 1.臨床試験とは
 2.臨床試験の手順
 3.臨床試験のデザイン
 4.臨床試験のポジショニング
 5.メタアナリシス
7章 医療倫理―全人的緩和ケアを求めて 
 1.生命倫理とは
 2.臨床倫理

内容説明

乳癌の診療面は多岐にわたり、治療内容もホルモン療法、化学療法、放射線療法に加え、抗体療法や緩和療法などと、基礎・臨床にわたりきわめて広領域の知識技術が要求される。本書はこのような視点から、各領域で活躍している第一線の先生方がup‐to‐dateで実践的なevidenceに基づいた再発乳癌の診断治療の全体を記述している。読者にとって日常臨床面で実用性の高いガイドブック。

目次

1章 再発乳癌の診療にあたって
2章 検査法と評価
3章 治療の流れと選択肢
4章 治療の進め方
5章 緩和医療への取組み
6章 臨床試験の考え方
7章 医療倫理―全人的緩和ケアを求めて

著者等紹介

安達勇[アダチイサム]
静岡県立静岡がんセンター緩和医療科部長

高塚雄一[タカツカユウイチ]
関西労災病院外科部長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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