出版社内容情報
《内容》 ヘリコバクター・ピロリ除菌療法は2000年11月1日から保険適用となり,ヘリコバクター学会でもガイドラインを作成しているが,適用に沿った診療には制限があり,日常診療にあたっては複雑でわかりにくい.ピロリ除菌第一人者の著者が,ガイドライン作成に関わった立場から,実地医家にわかりやすく,役立つ本にまとめた.実際のレセプト記入例を入れ,保険請求のノウハウもわかる.
《目次》
【内容目次】
第1章 インフォームド・コンセントに最低必要なピロリ菌の基礎知識
a.なぜ長い間発見されなかったのか,命名の由来は
b.本当に高酸の胃内に生存できるのか
c.感染経路として何が考えられるのか
d.予防法はあるのか
第2章 ピロリ菌の診断・治療ガイドライン
a.なぜガイドラインが必要なのか
b.なぜ除菌するのか,疾患とのかかわり,適応疾患は
c.ピロリ菌感染診断の方法は
d.ピロリ菌の除菌法は
第3章 保険適用されたピロリ菌除菌療法の実際
a.適応疾患
b.診断法
c.除菌法
d.除菌療法後の潰瘍治療
e.保険請求の実際
第4章 除菌療法に伴う副作用とその対策について
a.薬剤の副作用
b.薬剤耐性菌の出現
c.上部消化管粘膜障害の発生
第5章 患者さんへの情報提供,インフォームド・コンセントの実際
a.適応
b.診断
c.治療
第6章 専門医への紹介のポイント
第7章 ピロリ菌除菌の保険適用「Q and A」
a.除菌の対象患者について
b.感染診断について
c.除菌治療について
d.保険算定の実際について
e.その他
付録
1.保険診療における H.pylori 感染診断から除菌判定までの流れ
2.H.pylori 除菌剤に係る薬事法承認事項
3.H.pylori 診断法の医科診療報酬点数
目次
第1章 インフォームド・コンセントに最低必要なピロリ菌の基礎知識
第2章 ピロリ菌の診断・治療ガイドライン
第3章 保険適用されたピロリ菌除菌療法の実際
第4章 除菌療法に伴う副作用とその対策について
第5章 患者さんへの情報提供、インフォームド・コンセントの実際
第6章 専門医への紹介のポイント
第7章 ピロリ菌除菌の保険適用「Q and A」
著者等紹介
高橋信一[タカハシシンイチ]
杏林大学医学部第三内科学教室教授。1950年生まれ。1976年杏林大学医学部卒業。1980年杏林大学医学部第三内科学教室助手。1989年杏林大学医学部第三内科学教室講師。1992年杏林大学医学部第三内科学教室助教授。1993~95年ハーバード大学に留学。1999年杏林大学医学部第三内科学教室教授。厚生科学研究補助金「Helicobacter pylori感染の早期発見とその除菌による胃がんの予防に関する研究」(JITHP)東北ブロックコーディネーター。日本消化器病学会(評議員、国際委員会委員、指導医)、日本消化器内視鏡学会(評議員、指導医)、他
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