プライマリ・ケア医のための呼吸器疾患アプローチ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B5判/ページ数 249p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784524223626
  • NDC分類 493.3
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 呼吸器疾患の基本的な診断テクニック(問診,身体所見,胸部X線)を中心に,プライマリ・ケア施設での診察を念頭に置いて,日常管理に役立つ補助的検査,薬物療法,呼吸リハビリテーションや排痰法,生活指導をわかりやすく解説.臨床の第一線に立つプライマリ・ケア医,呼吸器レジデントに役立つ“知識”を伝えた,ワンランク高い臨床をめざすための実践書.    

《目次》
【主要目次】
I 呼吸器疾患における診察のポイント
  A 呼吸器疾患の多彩な病態
  B 病歴の取り方
  C 身体所見の取り方
  
II 症候による系統的アプローチ
 1 咳嗽
 2 痰/血痰・喀血
 3 喘鳴
 4 呼吸困難
 5 胸痛
 6 その他の症状
  A 嗄声
  B いびき
  
III 胸部画像診断の考え方
  A 胸部画像診断の基礎
  B 胸部X線読影の実践
  C 肺炎の画像所見の見方
  D 結節の画像所見の見方
  E 縦隔・肺門の異常陰影の見方
  F 間質性肺炎の画像所見の見方
  G 症状に比べ所見の軽いとき
  H 胸部X線で見逃しやすい場所と所見
  I 胸部CTの役割
  
IV 補助検査
 1 喀痰検査:検体採取とグラム染色
  A 良質な喀痰採取のために
  B 適切な喀痰保存法
  C グラム染色の臨床的意義
  D グラム染色法
  E グラム染色の読み方
 2 採血:ヘモグラム,分画,CRP,赤沈
  A ヘモグラム
  B 白血球分画
  C CRP(C-reactive protein,C反応性蛋白)
  D 赤血球沈降速度(赤沈)
 3 肺機能検査
  A 肺気量分画検査(スパイロメトリー)
  B フローボリュームカーブ
  
V 喘息管理におけるピークフローメーターの重要性
  A ピークフロー(PEF)
  B ピークフロー測定方法
  C ピークフローの意義
  
VI 薬物療法
 1 抗菌薬
  A エンピリックセラピー
  B ペニシリン薬
  C セフェム薬
  D マクロライド薬
  E テトラサイクリン薬
  F ニューキノロン薬
  G アミノ配糖体
  H カルバペネム薬
  I その他
 2 エリスロマイシン少量長期療法
  A 歴史
  B 作用機序
  C 臨床
  D 展望
 3 吸入療法
  A ネブライザー吸入
  B 定量噴霧式吸入器(MDI)
  C ドライパウダー吸入
 4 ステロイド薬の使い方
  A 吸入ステロイド
  B 経口ステロイド
  C ステロイド注射薬
 5 気管支拡張薬の使い方
  A β刺激薬
  B 抗コリン薬
  C キサンチン誘導体
 6 去痰薬の使い方
 7 抗ヒスタミン薬と抗アレルギー薬
  A 抗ヒスタミン薬
  B クロモグリク酸ナトリウム
  C ロイコトリエン受容体拮抗薬
  D その他の抗アレルギー薬
  
VII どこでもできる簡単な呼吸リハビリテーションと排痰法
  A 呼吸リハビリテーションとは
  B 呼吸理学療法
  
VIII 酸素療法
  A 酸素療法の基礎知識
  B 酸素療法の合併症と注意点
  C 在宅酸素療法(HOT)
  
IX 生活指導
  A 急性呼吸器感染症の指導
  B 気道感染の予防
  C 気管支喘息の指導
  D.COPD(慢性閉塞性肺疾患)の指導
  E 栄養指導
  F 禁煙指導
  G 服薬指導
  H 患者自身によるからだの見方
  
X 緩和ケア
  A ホスピス・緩和ケアの考え方
  B 症状マネジメントの実際
  C 精神的ケア
  
XI 診断へのアプローチ
 1 急性上気道炎
 2 肺炎
 3 肺結核・非定型抗酸菌症
 4 誤嚥
 5 慢性下気道感染症:気管支拡張症,びまん性汎細気管支炎
 6 COPD(肺気腫,慢性気管支炎)
 7 気管支喘息
 8 好酸球性肺炎,PIE症候群
 9 BOOP
 10 ARDS
 11 肺癌
 12 間質性肺炎
 13 睡眠時無呼吸症候群
 14 気胸
 15 胸膜炎,膿胸
 16 肺塞栓症

内容説明

本書はプライマリ・ケア医のためのテキストとして、専門施設でしか行われない特殊な検査法や治療についての解説は割愛し、プライマリ・ケアにおいて重要な診療手段である問診、身体所見、胸部X線、その他の補助検査として喀痰検査、採血所見や肺機能検査の読み方を中心にまとめた。また、薬物療法の考え方とともに、呼吸器疾患のプライマリ・ケア診療で特に重要な呼吸リハビリテーション、酸素療法、生活指導、ターミナルケアについての項目を設けることにした。これらの知識の応用として、診断へのアプローチでは16の重要な呼吸器疾患において、診断への考え方やプライマリ・ケアの診療範囲についても考慮しながら編集した。

目次

1 呼吸器疾患における診察のポイント
2 症候による系統的アプローチ
3 胸部画像診断の考え方
4 補助検査
5 喘息管理におけるピークフローメーターの重要性
6 薬物療法
7 どこでもできる簡単な呼吸リハビリテーションと排痰法
8 酸素療法
9 生活指導
10 緩和ケア
11 診断へのアプローチ

著者等紹介

高野義久[タカノヨシヒサ]
たかの呼吸器科内科クリニック院長

吉田聡[ヨシダサトシ]
弘前大学老年科学講座講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品