出版社内容情報
《内容》 身体所見の取り方,病歴聴取の方法などを具体的に解説し,正しい診断にいたる過程を理解させる診断学の定本教科書.改訂16版は15版に引き続く全面改訂版.全章を見直し,現在ルーチンではない診察手技は圧縮する一方,「医の倫理」,「インフォームドコンセント」などを加え,さらに必修の重要事項とアドバンス部分を明確にわかりやすくした.また文章を簡潔明瞭にし,より多くの典型的な画像やシェーマを随所に挿入.
《目次》
【主要目次】
第1章 医の倫理とインフォームド・コンセント
A.医の倫理
B.バイオエシックス
C.インフォームド・コンセント
第2章 内科学のあり方
A.内科診断学のあり方
B.内科学における診断のあり方
C.内科学における治療のあり方
第3章 診断への道程
第4章 POSによる診療記録
A.Problem-oriented system(POS)
B.POSによる診療記録法
第5章 病歴のとり方
A.患者像および社会歴
B.主訴
C.現病歴
D.既往歴
E.家族歴
F.系統的レビュー(システムレビュー)
G.各臓器系に関連した主な愁訴
第6章 現症の観察
第7章 全身的症状
A.顔貌
B.精神状態
C.体格
D.栄養
E.姿勢と体位
F.身体の運動
G.歩行
H.言語
I.体温
J.皮膚
K.体毛
第8章 頭部の診察
A.大きさと形状
B.頭髪の状況
C.頭部の位置および運動
第9章 顔面の診察
A.顔貌
B.形と大きさの変化
C.浮腫
D.皮膚の変化
E.異常運動
F.圧痛
第10章 眼の診察
A.眉毛
B.眼瞼
C.眼球
D.結膜および強膜
E.角膜
F.瞳孔
G.水晶体
H.眼球運動
I.視力
J.視野
K.眼底
第11章 耳・鼻の診察
A.耳
B.鼻
第12章 口の診察
A.口臭ないし呼気臭
B.口唇
C.舌
D.歯肉
E.歯
F.口腔
G.扁桃および咽頭
第13章 頚部の診察
A.皮膚の変化
B.リンパ節
C.唾液腺
D.血管
E.気管
F.甲状腺
G.先天的異常
H.その他の腫瘍
第14章 乳房の診断
A.視診
B.触診
C.乳腺疾患の身体所見
第15章 胸郭および肺の診察
A.胸郭の局所解剖および記載法
B.視診
C.触診
D.打診
E.聴診
F.主な肺疾患とその身体所見
第16章 心臓血管系の診察
1.心臓の診察
A.心臓の局所解剖
B.視診
C.触診
D.打診
E.聴診
2.血管系の診察
A.血圧(動脈血圧)の測定
B.脈拍の触診
C.毛細管拍動の観察
D.静脈系の観察
3.循環不全と身体所見
A. 循環不全
B. 心不全
4.主な心臓血管系疾患の身体所見
第17章 腹部の診察
A.腹部の局所解剖
B.視診
C.触診
D.打診
E.聴診
第18章 四肢の診察
A.上肢
B.下肢
第19章 肛門・直腸と性器の診察
A.肛門および直腸
B.外性器
第20章 神経系の診察
A.精神状態
B.髄膜刺激症状
C.脳神経
D.運動系
E.言語および関連機能
F.知覚系
G.反射
H.自律神経とその機能
付録1.呼吸器系の画像診断
付録2.心臓血管系の画像診断
付録3.消化器系の画像診断
付録4.腎の画像診断
付録5.脳の画像診断
付録6.心電図診断