出版社内容情報
《内容》 米国における高血圧分野の第一人者ED Frohlichによる“HYPERTENSION”の訳書．IH Pageのモザイク説に立脚しながらも，著者独自の理論を展開させ，読者に高血圧の多様な病態を認識させ，診断・治療へと導く．臨床医師および学生などに対し，具体的な知見と方策を与えるのみならず，読者が高血圧の機序状態を理解し，治療計画を立てる指針を与える内容となっている． 《目次》 【主要目次】第1部 病態生理と臨床評価 第1章 病気のメカニズム モザイク説 Na代謝 内分泌性変化（ホルモン異常） 神経性機序 腎性昇圧系 第2章 診断（患者の評価） 家族歴 既往歴 診察（理学的検査） 検査所見 他の検査室検査 「白衣高血圧」についての個人的見解と家庭血圧測定 第2部 降圧治療第3章 歴史的およびライフスタイル修正の概念 歴史的な背景 「理想的」な薬物 非薬物治療・ライフスタイルの修正 第4章 降圧薬の臨床薬理 利尿薬 βアドレナリン性遮断薬 交感神経抑制薬 直接平滑筋に作用する血管拡張薬 アンジオテンシン変換酵素（ACE）抑制薬 アンジオテンシンII受容体拮抗薬 Ca拮抗薬 治療概念と論争 第3部 特殊な病態とその解釈第5章 合併症のない本態性高血圧症 国の推薦する治療方式 現在の推薦される治療 はじめの治療を選ぶための最近の考え方 最近のJNC勧告 第6章 高血圧における高心拍出量状態 動揺性高血圧 境界域高血圧 外来高血圧（白衣高血圧） βアドレナリン性過動心状態および高心拍出量症候群 治 療 第7章 心臓合併症をもつ高血圧患者 概 論 合併症 左室肥大 肥大の回復 特別の治療的勧告 高齢者の収縮期高血圧 虚血性心疾患の罹患率と死亡率減少に関する論争 虚血性心疾患による死亡 第8章 腎動脈疾患を伴う高血圧患者と高血圧での腎障害 腎血管疾患 腎硬化症と末期腎疾患 特別の治療的勧告 第9章 脳卒中と高血圧性緊急症の患者に対する治療 脳卒中 急性高血圧性脳症 急速進行性高血圧と悪性高血圧 急性血圧クリーゼ 急性肺うっ血と心不全 大動脈縮窄と血管手術後 子 癇 急性あるいは慢性腎不全 まとめ 第10章 その他の臨床的考察：特殊な集団 特殊な集団 境界域高血圧 年齢についての研究 人種に関する考察 性 別 小児期や思春期の高血圧 肥 満
