出版社内容情報
《内容》 整形外科領域においても,疾患を分子生物学的に理解することが重要となってきている.本書では,分子生物学の基礎知識および遺伝性疾患の解析に必要な分子生物学的手法を概説した上で,骨系統疾患や神経・筋疾患等の整形外科領域の疾患について,発症のメカニズム,病因を分子レベルで解説し,今後の展望および遺伝子診断についても言及した. 《目次》 【主要目次】1.分子生物学の基礎知識2.分子生物学的方法論概説3.疾患各論 A.軟骨無形成症 B.先天性脊椎骨端異形成症およびその関連疾患-typeII collagenopathy C.骨形成不全症 D.Apert 症候群:頭蓋縫合早期癒合症およびその関連疾患-FGFR disorders E.Marfan 症候群 F.Ehlers-Danlos 症候群 G.色素性乾皮症 H.Duchenne 型筋ジストロフィー(DMD) I.筋強直性ジストロフィー J.福山型先天性筋ジストロフィー K.神経性進行性筋萎縮症 L.神経線維腫症(von Recklinghausen病) M.遺伝性多発性外骨腫 N.骨腫瘍 O.ビタミンD抵抗症 P.McCune-Albright 症候群 Q.偽性副甲状腺機能低下症 R.骨粗鬆症 S.感染症の診断4.整形外科疾患治療の未来
内容説明
本書は分子生物学に関する専門用語や専門的手法について、より深い理解が得られるように解説を加えて記述している。また各疾患についての歴史的背景と従来の分類法や症候学についての総説に加えて、分子生物学的アプローチによる最近の知見を繁ぐという形式をとっている。
目次
1 分子生物学の基礎知識
2 分子生物学的方法論概説(染色体レベルの検索方法;染色体マッピング ほか)
3 疾患各論(軟骨無形成症;先天性脊椎骨端異形成症およびその関連疾患―type II collagenopathy ほか)
4 整形外科疾患治療の未来