出版社内容情報
《内容》 ▼スポーツ愛好者の増加や高齢化社会を背景に,膝関節痛を訴える患者が増加しており,リハビリテーションまで視野に入れた効果的な治療が要求されている.▼本書は,膝関節周辺に疼痛を生じる疾患の病態や治療について,豊富な図やイラストを用いて視覚的に解説.機能解剖についてもわかりやすく解説した.▼また,日常遭遇しやすい疾患の詳細な鑑別チャートを収載.外来診療での活用や知識の再確認などに有効利用できる.▼若手医師の入門書としてはもとより,コメディカルスタッフにも好適な一冊. 《目次》 【主要目次】1.概 説2.機能解剖1.膝超LSI回路2.膝蓋大腿関節3.大腿脛骨関節4.多関節運動連鎖3.診断法総論1.間 診2.視 診3.触 診4.理学的検査5.関節液検査6.関節鏡検査4.鑑別チャート1.疼痛の性質と鑑別診断2.関節炎症による疼痛と鑑別診断3.非外傷性関節血症の疼痛と鑑別診断4.若年者における膝前部痛5.膝関節遊離体と鑑別診断6.小児の疼痛と鑑別診断7.高齢者の疼痛と鑑別診断8.腫瘍の疼痛と鑑別診断5.代表的疾患1.膝関節内骨折1-1 概 説1-2 脛骨顆部骨折1-3 大腿部顆部・顆上骨折1-4 膝蓋骨骨折1-5 骨端線損傷2.半月損傷3.靭帯損傷(捻挫)4.膝蓋大腿関節障害・スポーツ障害4-1 膝蓋軟骨軟化症4-2 膝蓋骨亜脱臼症候群4-3 滑膜ひだ症候群4-4 いわゆる膝前部痛4-5 スポーツ障害4-6 有痛性分裂膝蓋骨5.膝関節部における反射性交感神経性ジストロフィー6.股関節,膝関節部に痛みを訴える絞扼性神経障害7.離断性骨軟骨炎8.Blount病9.変形性膝関節症(膝関節症)10.リウマチ性疾患10-1 概 説10-2 慢性関節リウマチ10-3 脊椎炎を伴う関節炎10-4 結晶性関節炎10-5 膠原病10-6 リウマチ性炎症と疼痛11.人工膝関節手術後の疼痛12.関節拘縮と関節強直13.骨巨細胞腫14.筋萎縮と訓練
内容説明
スポーツ障害や外傷の増加で、否応なしに膝関節に関する正しい診察法や治療法が要求される。膝関節は荷重関節であり、加齢に基づく退行性変化の好発部位でもある。本書は、これら膝関節周辺に疼痛を生じる疾患の病態と診断と治療を、図入りで簡潔に解説したものである。
目次
機能解剖
診断法総論
鑑別チャート
代表的疾患