内容説明
活力に満ちあふれたヴィクトリア朝の出版文化を背景に、ジョージ・エリオットはいかにして文壇の頂点に登りつめたか。作家の全執筆活動を検証する。
目次
ジョージ・エリオットと執筆活動
ジャーナリズムへの道―修業時代
自己表白のカタルシス―評論活動
海辺の生活から生まれたもの―「イルフラクーム回想録」
芸術か、市場か―『牧師生活の諸景』
禁じられた恋と楽園追放―『アダム・ビード』
主情の嵐の中で/「家庭の天使」と新しい女―『サイラス・マーナー』
歴史小説と絵画―『ロモラ』
悲劇・笑劇・幕間狂言―『急進主義者フィーリクス・ホルト』
三巻本と貸本屋に挑戦する―『ミドルマーチ』
新境地を拓く―『ダニエル・デロンダ』
ジョージ・エリオットをめぐる人脈
著者等紹介
冨田成子[トミタシゲコ]
津田塾大学英文学科卒業、大阪大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得退学。甲子園大学教授を経て、現在、甲子園短期大学特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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