内容説明
圧制と欺瞞にうちかって果敢に生きぬいたスウィフトの生涯を誠実に描いた本邦初の伝記。
目次
ムア・パークでの青春時代―誕生―ウイリアム・テムプルの死
詩人としての出発―初期の詩
説教「礼拝中寝ることについて」―ウイリアム・テムプルの死―最初の政治パンフレット執筆
『桶物語』と「書物戦争」―ウイリアム・テムプルの遺稿整理―諷刺詩「火とかげ」制作
占星師ジョン・パートリッジ騒動―「バウキスとピレモン」執筆―C・ジャーヴァスによるスウィフトの肖像画制作
「魔法使いシド・ハメットの鞭」―「市内夕立の景」寄稿―「ウインザー予言」執筆
スクリブラーラス・クラブの活動―「10月クラブへの助言」執筆―ハーリーの失脚
ステラ誕生日の祝詩―「カディナスとヴァネッサ」執筆―シェリダンおよびデラニーとの出会い
愛国者スウィフト―「アイルランド製品全面利用への提案」執筆―ウッド事件の終結
究極の人間諷刺―奇書『ガリバー旅行記』
『乞食オペラ』弁護―アイルランドにおける農作物の不作―マーケット・ヒル訪問
スウィフトのアイルランド貧民救済案―アイルランド南部での暴動発生―ホワイトウェー夫人との出会い
「婦人の化粧室」―スカトロジカル・ポエムズの制作―「奴婢訓」執筆
スウィフト晩年の長詩「ラプソディ」―1732年1月のゲイの書簡―聖パトリック病院設立を計画
シェリダンとの交遊―「軍団クラブ」執筆―最後の遺書作成
一房の頭髪―1740年7月の書簡―1745年の死




