内容説明
通訳と各種検定対策に役立つ記憶訓練法を紹介・実践。あらゆる分野の素材で通訳練習。現役通訳者のノート・テイキングマークを大公開。
目次
通訳トレーニングのアプローチ
1 Retention,Reproduction & Note‐taking(リテンションとリプロダクション;ノート・テイキング)
2 Split Attention & Memory Training(聞きながら、情報を取り込む;聞きながら、パラフレーズする;聞きながら、書く;動画を見ながらまとめて、ノートする;聞きながら、まとめて、ノートする ほか)
著者等紹介
柴田バネッサ清美[シバタバネッサキヨミ]
江戸隠密武蔵一族および本陣道場代表講師、通訳者、ガイド、旧通訳試験1級審査審査員。横浜共立学園高校卒、アズサ・パシフィック大学卒(現代語学部スペイン語科)、ハイメ・バルメス大学大学院修士課程卒業(ラテン・アメリカ研究科)、目白大学大学院修士課程修了(国際交流研究科)。NPO法人武蔵忍士団副理事長
日〓恭子[ヒダカキョウコ]
都立高校を退職後、社内通訳・翻訳を経てフリーランス通訳者、外務省研修講師、東京および埼玉県弁護士会通訳人、神田外語キャリアカレッジ、朝日カルチャーセンター、True Japan School、同校通訳審査会審査委員、外資系企業等通訳講師ほか。NPO法人武蔵忍士団理事。明治学院大学文学部英文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Nobu A
7
柴田バネッサ清美&日高恭子共著初読。19年刊行。フリーランス通訳者とその先生が執筆した本書。教師の方が冒頭で「未来の通訳者を要請するには心理言語学的なトレーニングが必要です」とある。得心と思いつつも、では具体的にどんな訓練なのかと思ってしまう。通訳の場合、肝は両言語の処理能力の速さではないだろうか。多種多様な練習問題を揃えている点は乙。ただね、スポーツがコーチや練習相手不在で上達するかと言えば不可能。本書も教材として使用するのは悪くはないが、同様に教師不在だと習得は難しいと感じる。後半流し読み読了。2025/10/03