内容説明
5歳の女の子が自宅から誘拐された。犯人の要求は警察を家に呼べというものだった。指示に従い被害者宅に訪れた群馬県警刑事の浜中と夏木のもとに第二の要求が届く。それは城址公園駐車場の桜の木の近くを掘れというものだった。犯人の意図は?浜中たちは無事女の子を救出できるのか。
著者等紹介
小島正樹[コジママサキ]
埼玉県生まれ。2005年、島田荘司氏との共著により『天に還る舟』(南雲堂)を上梓。2008年、『十三回忌』(原書房)で単独デビューを果たす。2015年、『扼殺のロンド』(双葉文庫)で第6回「駅の中の本屋さんが選んだエキナカ書店大賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
80
浜中刑事その3。誘拐犯の目的とは?。小島さんにしてはやりすぎ感は控えめですがこのシリーズはイイです。2018/09/09
papako
72
浜中刑事シリーズ3巻!少女が誘拐され、脅迫状には警察を呼べと書かれている。さらに不可解な要求。そして発見される少女の遺体。果たして誰が誘拐したのか?少女の命を奪ったのは誰?相変わらず読みやすいけど、浜中刑事の良さがあまり活かされず。幸運は今回すごくこじつけ。妄想は暴走!これなら夏木刑事の憂鬱って感じかな。でも、このシリーズらしい警察小説でした。あ、叙述トリックにはまんまとやられました。しかし、殺害動機はほんとに?それだけ追い詰められていたのか。。。2020/07/27
ハスゴン
32
このシリーズの持ち味が出ていて、誘拐というテーマを小島さんらしい味付けで今後とも楽しみにしています。2022/07/03
あっちゃん
24
今回は疑い疑いしながら頑張りましたが、どちらにしろ、最後は作者さんにお任せ(笑)それにしても、やはり夏木刑事、彼に幸せになって欲しい!こんな出来た相棒いないでしょ( ̄▽ ̄)2019/09/09
すがやん
24
浜中刑事シリーズ三作目。やっぱりサスペンスドTVドラマみたいなんだけど面白い。意外に奇天烈ではなかったトリックも凝っていて、見破れなかった上に、罠が張り巡らされていて最後まで見事に騙された。今回も浜中刑事の妄想爆発してて笑える。2018/10/27