内容説明
セカイ系をめぐる諸問題について、ゼロ年代が終わりをつげようとするいま、時代的な意義と批評的な射程を捉え返し、広範かつ多様に展望する。また、セカイ系的な「リアル」を最も身近に体験してきた二〇代から三〇代の若手論者たちを中心とした初めての本格的なセカイ系評論集。
目次
1 社会とメディア―ネオリベラリズム・サイバースペース(セカイ系と例外状態;セカイ系とシリコンバレー精神―ポスト・サイバーパンク・エイジの諸相)
2 サブカルチャー―ライトノベル・アニメ・コミック(『イリヤの空』、崇高をめぐって;「セカイ系」作品の進化と頽落―「最終兵器彼女」、『灼眼のシャナ』、「エルフェンリート」;セカイ系ライトノベルにおける恋愛構造論)
3 文学―ミステリ・純文学(モナドロギーからみた舞城王太郎;虚空海鎮―『虚無への供物』論;セカイ系の終わりなき終わらなさ―佐藤友哉『世界の終わりの終わり』前後について;青木淳悟―ネオリベ時代の新しい小説(ヌーヴォー・ロマン))
4 表象と身体―映画・演劇(セカイへの信頼を取り戻すこと―ゼロ年代映画史試論;「セカイ」の全体性のうちで踊る方法―快快(faifai)論)



